凹凸の法則を分かりやすく覚えよう!

PTバナシ㊿

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今回は

凹凸の法則

についてです。

本題に行く前に

まず誤解がないように

お話しておきます。

今回は関節面の構造を

2種類に分けています。

あくまで構造は本質的に2種類

という話で

滑膜性関節の種類とは別だ

と思ってください。

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

2つの
タイプ

関節運動学に関しては

明らかな事実が一つあります。

それは

関節の動きのタイプは

骨の関節面の形状で決まる

という事です。

身体は様々な関節構造を

取り入れています。

ですが、本質的には

2つのタイプのみ

なんです。

その2つとは

卵型鞍型かです。

関節には大きく分けると鞍型と卵型の2つのタイプに分けられる。

関節運動学についてはこちらから

関節の副運動を覚えよう!  小さくても大事な動きの副運動

関節の副運動を覚えよう!  3つの動きは協調する。

卵型

卵型関節には

凹凸関係を形成する

二つの骨があります。

一方の球形の骨端が

他方の皿形骨端に

突き出している。

卵型の関節は身体中にあります。

その一例は中手指節関節です。

遠位が凸状
近位が凹状

中手骨の遠位端(凸面)が

指骨の近位端(凹面)に

結合しています。

卵型の構造がそれほど多くあるのは

関節全体のサイズを縮小しながら

狭い関節面上の可動域を最大にする

からなんです。

鞍型

鞍型の関節は

さらに特殊な構造を

必要とする関節です。

鞍型関節は二つの関節面があり

それぞれ一方向が凸状

他方向が凹状になっています。

この二つの面が互いに回旋して

かみ合う構造になっているんです。

拇指の手根中手関節は

鞍型関節の一例です。

それぞれ一方向が凸状
他方向が凹状

その相互接続配置により

二つの断面で関節が動く。

その動きは

屈曲と伸展

内転と外転

になります。

凹凸

先程も言った通り

卵型関節は身体全体にあります。

ここからはその構造を掘り下げて

凹凸関係の機能性を探ってみます。

想像の通り

卵型関節での関節の動きは

様々な形で起こる可能性があります。

1つ目は

凸面が凹面の内側で回旋する

2つ目は

凹面が凸面の周りを回旋する

3つ目は

両方の動きが同時に起こる

凹凸の法則は、こうしたシナリオが

どのように異なる関節運動的結果を

もたらすかを示す。

関節の凸面が凹面内で動く時

凸面は動いている肢節部と

反対方向に回旋する。

関節の凹面が凸面の周りを動く時

凹面は動いている肢節部と

同じ方向に回旋する

実践

言葉で表すと少し

分かりにくいので

実際に凹凸の法則を

体験してみましょう。

右手で握り拳を作り

カップ型に丸めた左手の中に

入れます。

球形の凸端
皿形の凹端

見れば分かる通り

卵型関節が出来る。

次にその関節を前方に出し

手首を固定したまま

右肘関節を下げます。

前腕が下がると

握り拳は前腕とは

反対方向に回旋する。

腕を下げると凸面が上方に回旋する。

今度は左肘関節を下げます。

ここでは左の前腕と

凸状の関節面が

同じ方向に回旋する事が

分かります。

凸面を下げると腕も同様に動く。

どうでしたか?

動きで行ってみると凹凸の法則は

凄く分かりやすいと思います。

ただ実際には身体は

凹凸の法則は通りには

動いていないことが多い事が

分かっています。

ただしだからと言って

凹凸の法則は覚える必要はないのか

と言われればそんな事は無いと

思います。

その通りには動いていませんが

関節の構造は間違いなく

凹凸の構造である事は確実です。

その為、この考えをベースとして

自分なりに生かしていけば

良いと思っています。

どんな知識でも

無駄なものはありませんからね!

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

最新情報をチェックしよう!