実は知らない耳の中。耳の解剖学を簡単に説明します。

聴覚器の進化 10

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今回は耳の作りについて

お話ししたいと思います。

実は耳という器官は

かなり特殊です。

耳は平衡覚と聴覚という

性質が大きく異なる2つの感覚を

つかさどっています。

その異なる2つの感覚を

受容しているのが

膜迷路という器官です。

膜迷路についてはこちらから

耳の中にある大事な迷路!膜迷路の仕組みについて詳しく説明します。

今回はそんな不思議な耳の中を

説明していきたいと思います。

耳の中はどうなってる?

では早速、私達の耳の大まかな形と

先程チラッと出てきた膜迷路の

位置を見ていきましょう。

上の左の図を見ながら説明します。

耳は一番外方に

「耳介(耳たぶ)」「外耳道」からなる

「外耳」があります。

外耳道の突き当りにあるのが

有名な「鼓膜」になります。

鼓膜の奥には「中耳」

呼ばれる部分になります。

中耳は中耳炎という病気で

耳にする機会も多いと思います。

中耳や鼻まで通る耳管に

炎症を起こす病気です。

余談ですが

子どもは耳管の長さが短いので

中耳炎になりやすいです。

中耳は「鼓室」と「耳管」で構成されます。

鼓室の中には

「耳小骨」と呼ばれる3つの骨があります。

Malleus アブミ骨
Incus キヌタ骨
Stapes ツチ骨
出典:Wikipedia

耳小骨には

アブミ骨

キヌタ骨

ツチ骨

連結しています。

この耳小骨は

鼓膜から伝わる振動を増幅させて

内耳に伝える役割があります。

中耳のさらに奥にあるのが

内耳」になります。

内耳は側頭骨で形作られます。

その側頭骨は

内耳を収める為の

とても複雑な形をした

腔所があります。

その複雑な形の腔所を

骨迷路」と呼びます。

そしてその骨迷路の中には

同じ形をした膜があり

その膜こそが「膜迷路」と

呼ばれています。

どうでしたが?

耳のなりたちが何となく

理解できたでしょうか?

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

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