初めに
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人、ユーイチです。
私は生き物の中で一番カエルが好きなのですが、私の周りにはカエルを飼っているという人がいません。
むしろカエルが苦手という人が沢山います。
またカエルを飼っているというと驚かれることが大半なので、まだまだカエルを飼っている人は少数派なのでしょう。
なのでカエル好きが少しでも増えてもらいたいので、今回は「これからカエルを飼いたい人」に向けてお話していきたいと思います。
それでは早速行ってみましょう。
カエルの飼育しやすい点
そもそもカエルは飼育しやすい生き物なのでしょうか?
私の考えでは犬や猫に比べてはるかに飼いやすいと思います。
ではその理由のいくつかを簡単に説明します。
1,省スペースで済む
理由の一つ目は小スペースで済む事です。
私個人としてはこれはかなり大きい理由です。
これはどんな家、どんな部屋でも飼育することが出来るからです。
例えば二ホンアマカガエルを飼う為に必要はスペースは虫かご1つで済みます。
更に言えば二ホンアマガエルは樹上性なので横よりも縦の長さが必要なのです。
その為、私は虫かごを縦置きにしているので本当に小さいスペースで済んでいます。
ニホンアマガエルは私も大好きなカエルです。
参照:Wikipedia
ただし、大型のものを飼えばそれなりの大きさのゲージは必要ですし、何より数が増えてしまえば結局ある程度のスペースは必要になるので、そこは部屋の大きさと相談ですね。
ペットのカエルの中でも大型種のベルツノガエル
参照:Wikipedia
2,世話が少なくて済む
これもまた私のような面倒くさがりの生き物好きにはありがたい所です。
なにより「生き物は飼いたいけど世話が面倒」という、そもそも生き物を飼うのに向いていない人でも飼えるのが素晴らしい所です。
むしろカエル達は人とのスキンシップなど求めていないでしょうし(笑)
餌を貰い、その後はほっといてもらうのが、一番カエル達にとっては嬉しい状態のはずです。
因みに我が家では、餌は一週間に一度上げる程度にしていますし、それも生餌を容器に入れて置いておくだけなので簡単です。
なので、毎日やる事と言えば水替えと霧吹きだけです。
これも一日5分も掛からない簡単な作業です。
また冬になれば熱帯性以外のカエルであれば、冬眠してしまうのでさらにやることは少なくなります。
犬のように毎日散歩に行く必要もなく、毎日食事をすることもなく、構う必要さえない。
やはりこの点でも、私のような人間にとってカエルはとても飼いやすい生き物の一つです。
3,部屋が汚れない
これは細かい説明不要じゃないでしょうか。
哺乳類等を室内で飼うとどうしてもペットの毛が衣服についてり、臭いが部屋にしみついてしまいます。
その点で言えば、カエルは毛が落ちる事はありませんし、臭いが出る事もありません。
この点もかなりお勧めポイントです。
ただしゲージの底面にキッチンペーパーを敷いただけのような単純なレイアウトの場合は、2~3日に一度は掃除しないといけません。
それを怠ると、ゲージの中が不衛生になりカエルが体調を崩してして、そのまま死んでしまう事になっていしまいます。
逆にまめな人は常に清潔な状態を保てるので、悪くないと思います。
なので、まめではない私は、ゲージの中には必ず植物と土を入れています。
そうするとメンテナンスの頻度もぐっと減るので、これもまた楽ですね。
キッチンペーペーのレイアウト
以上の3点だけでも、私のように家が広くなく、面倒くさがりで、なおかつ部屋の汚れが気になる生き物好きにとっては、うってつけのペットになります。
カエルの飼育しにくい点
さてここまでカエルは飼育しやすいペットであると言ってきましたが、当然いい事ばかりではありません。
次はカエルを飼う上で大変な部分を話していきます。
1,初期費用が掛かる
これは飼う種類によりますが、初期費用が掛かるカエルは結構多いです。
分かりやすい例でいえば、「ヤドクガエル」等の熱帯雨林に生息する綺麗なカエルはお金はかかります。
アイゾメヤドクガエル
参照:Wikipedia
おそらくヤドクガエルを飼いたいいう方は、簡素なゲージの中で飼いたいとは思っていないはずです。
おそらくは「パルダリウム」という熱帯雨林のミニチュアのようなのゲージの中で飼うイメージしていると思います。
このレイアウトの段階で大きくお金がかかります。
パルダリウムレイアウト
参照:pinterest
そしてなによりヤドクガエル自体の値段もかなり高いです。
カエル1匹が数万円ですから、なかなか思い切りがいる値段ですよね。
2,体調管理が難しい
先程カエルは世話が少なくて済むと話しましたが、体調管理にはかなり気を遣います。
何しろ一度体調を崩してしまうと、そのまま死んでしまう事も少なくありません。
(というより殆どそうです)
その為、カエルの種によって高温がダメ、低温がダメ、乾燥がダメ、蒸れがダメなど様々な管理が要求されます。
それ以外にも個体個体によって性格も違うので、ゲージの中で落ち着かずに餌を食べなくて餓死する事もあります。
数万円もしたカエルがすぐに死んでしまうなんて経験はしないに越した事はないので、本当に気を付けて欲しい所です。
3,餌をどうするか問題
個人的にカエルを飼う上で一番の問題となるのが、餌をどうするかだと思います。
カエルは基本的には生餌しか食べないので、その餌も飼う必要があります。
ここで問題なのが、カエルは種によって大きさも全然違うので、そのカエルに合わせたサイズの餌を用意しなければならないという事です。
生餌は種類は意外と豊富なのでカエルの大きさによって選んでいきます。
小さい餌はショウジョウバエやワラジムシ、大きい餌はデュビア(ゴキブリ)やピンクマウスSなどです。
(ピンクマウスは生餌ではないです。)
カエルは飼いたいけど、虫を飼うのは無理という人もいると思いますので、そういう人には乾燥したコウロギや人工肥料が良いかもしれません。
ショウジョウバエとデュビア
参照:amazon
カエルは餌をあげるのに慣れさせれば人工肥料の食べてくれます。
ただし、人工肥料も少し問題があります。
カエルの人工肥料
参照:amazon
カエルによっては、人工肥料が体の中で発酵し「ガス溜まり」という状態になってしまいます。
(ただし必ずなるわけではないです。)
後は単純に人工肥料に慣れさせるのが手間でもあります。
やはり、生き物を飼う上で一番大事なのが餌の安定供給をどうするかになるので、生餌にするのか人工肥料でいくのか悩むところなんじゃないでしょうか。
まとめ
どうでしたか?
今回の話をまとめると、
カエルが飼いやすい点としては、
狭いスペースでも飼える。
世話の手間が少ない。
部屋が汚れない。
カエルの飼いにくい点としては、
初期費用が掛かる場合がある。
カエルによっては体調管理が難しい。
餌の安定供給をどうするか。
こんな感じです。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。