初めに
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人、
理学療法士&エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回はキツネザルの一種であるコビトキツネザルについてお話ししたいと思います。
キツネザルの名前は有名なのですが、実際の所、どういうサルなのかは分からないって人多いんじゃないでしょうか?
例えば、皆さんがキツネザルと言われて思い浮かべる姿はワオキツネザルがほとんどじゃないでしょうか?
確かにワオキツネザルも大きく言えばキツネザルの仲間ですが、正確に言えば別のサルです。
しっぽの模様にちなんだ名前のワオキツネザル
参照:Wikipedia
今回はコビトキツネザルとは何なのか?
どういうサルでどうくらしているのか、またペットにできるのかを紹介します。
それでは早速行ってみましょう。
コビトキツネザルってどんなサル?
先程から読んでいる「コビトキツネザル」。
実はこれある特定のサルの名前ではなく、コビトキツネザル科というグループの名前なんです。
そもそもこのコビトキツネザル科は曲鼻猿亜目と呼ばれるグループに属しているサルです。
この曲鼻猿亜目は原始的な特徴を残しているサルのグループです。
曲鼻猿亜目についてはこちらから
こんにちは!そして初めまして!動物バナシの管理人 理学療法士&エボルファンクショニストユーイチです。 今日は曲鼻猿亜目についてお話していきたいと思います。 曲鼻猿亜目とは前回と前々回に紹介した ロリス亜[…]
分類的に言うと、曲鼻猿亜目 → キツネザル科 → コビトキツネザル上科 → コビトキツネザル科となります。
そしてこのコビトキツネザルは5つの属に分かれています。
この5つの属は
コビトキツネザル属
ネズミキツネザル属
コクレルネズミキツネザル属
ミミゲネズミキツネザル属
フォークキツネザル属になります。
そしてこの5つの属に全部で38種(2023年時点)が分類されています。
しかし、このキツネザル達は現在でも新種が見つかっているので、数年するともしかしたら種は増えている可能性もあります。
ここから先の話は、コビトキツネザル科の「コビトキツネザル属」について話していきますので混乱しないようにしてください。
生息地はどこ?
実はコビトキツネザル属に関わらず、総てのキツネザルはマダガスカルにしか生息していません。
驚くのがこの小さなマダガスカル島に、多種多様なキツネザルの仲間が生息しているという事です。
各々のキツネザル達が、この島のごく限られ場所で生活していく内に、交雑することなく種が分かれていったのです。
これは本当に驚きます。
大きさはどのくらい?
コビトキツネザルは、その名の通りとても小さなキツネザルです。
最小の霊長類であるネズミキツネザルには敵いませんが、それでもかなり小さい霊長類のグループになります。
基本的な体の特徴として、小さな耳、大きな目、長い後ろ足、長い尻尾を持っています。
体長は19~27㎝
尻尾は16~17
尻尾を入れても50㎝もないのでかなり小さいです。
イメージとしては二ホンリスくらいの大きさです。
体重は150g~600g
どんなに大きくても1㎏にも満たない小型のサルです。
どんなライフスタイルなのか?
コビトキツネザルは全て樹上性のサルです。
動きはとても俊敏で、長い尻尾でバランスを取りながら移動します。
また時には離れた場所でも枝から枝へとジャンプして移動します。
また夜行性なので、タペータムも持っています。
タペータムについてはこちら
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また、キツネザルの特徴の一つとして、冬眠があります。
コビトキツネザルは、4~5カ月続く冬の間、冬眠をして過ごします。
面白い事にコビトキツネザルの尻尾は脂肪貯蔵の役割を備えていて、冬の間にそれを使い冬眠を続けていくんです。
冬眠する霊長類:フトオコビトキツネザル
参照:Wikipedia
何を食べているのか?
コビトキツネザルは種によって好む食性が違いますが、基本的には雑食性で何でも食べます。
植物なら果物や花・葉っぱ、動物なら昆虫や節足動物、後は小型の爬虫類も食べます。
ただし、たった5種しかいなくても例外は存在します。
フォークキツネザルだけは木の樹脂だけを食べて生活をしています。
フォークキツネザルの面白い生態についてはこちら
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コビトキツネザルはペットに出来るのか
見た目にも可愛くて、大きさも家で飼うには特に問題のなさそうななコビトキツネザル属のサル達。
このサル達はペットとして飼えるのでしょうか?
残念ながら、コビトキツネザル属のサル達がペットとして取引されているという話は聞いたことがありません。
ですが、それもそのはずでそのほとんどが絶滅の危機にあるからです。
もしどこかで売っているのを見たら、ほぼ間違いなく違法な取引だと思われるので絶対に買わないようにしましょう。
とは言っても、衝動買い出来るような値段で売られているとは思いませんが….。
とはいえ、ペットでサルを飼うのは個人的にはお勧めしないので見て楽しむだけにした方が良いと思います。
最後に
どうでしたか?
今回はコビトキツネザルについて
お話ししました。
機会があれば
コビトキツネザル
それぞれの紹介も
その内していきたいと
思います。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)