フォークキツネザル属は今も新種が発見されている!どんなサルなのかを紹介します。

初めに

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今回はコビトキツネザルの仲間

フォークキツネザル

紹介します。

コビトキツネザルについてはこちらから

コビトキツネザル

このフォークキツネザルも

当然ながらマダガスカル原産です。

マダガスカル島の

西側、北側、東側で見られます。

この種は元々はキツネザル属

分類されていました。

しかしその後は

コビトキツネザル属

ネズミキツネザル属

間を移動していました。

ですが最終的には1870年に

独自の属が与えられます。

更に驚くことに

フォークキツネザルは

2001年には3つの新種が

発見されました。

まだまだ新種が加わる可能性を

秘めた魅力のある種です。

しかしこのフォークキツネザルは

全てのキツネザルのなかでも

最も研究されてないもの

1つになります。

今回はそんなフォークキツネザルは

一体どんな種なのかを

話していきたいと思います。

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

現在は何種いるのか?

フォークキツネザル属は

現在4つの種に

分類されています。

アンバーフォークキツネザル

ヒガシフォークキツネザル

ニシフォークキツネザル

サンビラノフォークキツネザル

の4種になります。

そもそもフォークキツネザルは

1839年に最初に紹介されました。

その時はヒガシフォークキツネザル

キツネザルとして紹介されました。

その後の1870年に

フォークキツネザル属として

新しい種に認定されました。

1991年には3つの

新しい亜種が認識されましたが

2001年には全て新種として

認められました。

身体的な特徴は?

身体の大きさは

平均23.7~27.2㎝

尻尾の長さは

平均31.9~40.1㎝

体重は平均350~500g

フォークキツネザルの

身体的特徴と言えば

背中から顔にかけての

Y字の模様です。

黒い模様が

尾から背側の正中線に沿って

頭まで伸びています。 

そこから頭の上部で

両眼の周りの暗い輪に繋がります。

ですが顔と背中側の縞模様は

幅と暗さが若干違います。

オスには喉の中央にピンク色の

幅約20㎜の臭腺があります。

メスには同じ場所に

白い肌がむき出しになっていますが

分泌物は生成しません

その他のオスの特徴として

精巣は他のキツネザルと比べて

比較的小さいです。

また犬歯もメスと

同程度の大きさです。

乾季にはメスはオスよりも

体重が重くなることもあります。

生息している場所は?

フォークキツネザルは

マダガスカルの西、北、東側

生息しています。

フォークキツネザル生息分布

青色はアンバーフォークキツネザル

黄色はサンビラノフォークキツネザル

緑色はヒガシフォークキツネザル

紫色はニシフォークキツネザル

生息地は島の西海岸の

乾燥した落葉樹林から

東の熱帯雨林まで見られます。

面白い事に他の

コビトキツネザル科と違い

分布がかなり不連続なんです。

どんな生活をしているのか?

フォークキツネザルは

光の強さに敏感です。

夕暮れ時に現れて

何度も大きな声で鳴き

仲間たちと

コミュニケーションをします。

またこの種は

タペータムが

変わったパターン

作る事で有名です。

タペータムについてはこちら

夜行性の動物達の眼が光る理由。タペータムについて説明します。

これについては

頭を上下左右に揺らす為

だと考えられています。

またフォークキツネザルは

一夫一妻制だといわれています。

ですが一夫多妻制や

単独での行動も

観察されています。

グルーミングは

オスの臭腺を使って

行われます。

フォークキツネザルは

最初に餌を食べるのがメスです。

またグループ内でも

メスの方がオスよりも優位です。

ワオキツネザルに匹敵する

真の女性優位の社会

持っていると

考えられています。

ワオキツネザルについてはこちらから

ワオキツネザル属 身体の特徴について

何を食べているのか?

フォークキツネザルの食事は

木の樹脂と樹液が主になります。

ここはフォークキツネザル属の

特殊性になります。

特に3月から5月にかけては

樹脂が食事の大部分を占めます

樹脂や樹液を摂取する木は

様々な種類があります。

観察されているだけでも

コンミフォラ

コルビレアラセモサ

バオバブ

ロパロカルパス

等です。

おそらくこの他にも

食している木種があると

言われています。

ただ樹脂や樹液が主食ではありますが

タンパク質と窒素を得るために

小型の節足動物を狩る事もあります。

ですが面白い事に

フォークキツネザルが食する

いくつかの木種の樹脂は

タンパク質が多く含まれてます。

その為、

昆虫を捕食する事なく

タンパク質を補給出来ます

終わりに

さて、どうだったでしょうか?

未だに新種が発見されたり、

女性優位の社会だったり、

食べ物が樹液だったりと

面白くないですか?

しかしどのキツネザルにも

共通する事ですが、

絶滅の危機に瀕している

種でもあります。

是非とも今後もこの種が

残る事が出来るように

祈りたいです。

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

最新情報をチェックしよう!