初めに
こんにちは!そして初めまして! 動物バナシの管理人ユーイチと言います。
今回はてこについてのお話です。
てこは僕らの周りにありふれていて、どこにでも利用されています。
そしてこのてこの働きは、私達の身体を動かす上でなくてはならないものなんです。
そもそもてことは?
物を動かすときには力、引力のほかに、あらゆる生体力学的要素が必要になります。
そこにさらに重要な要素が一つあります。
それがてこの作用なんです!
では、先程から話している、てことはそもそも何なのでしょうか?
それは加えられた力をトルクに変換し、それを増幅することが出来る単純な機械の事を指します。
トルクについてはこちらから
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てこはどこで使われている?
てこは日常にありふれていますが、具体的にどこで使われているのでしょうか?
日常生活で言えば、ハサミで物を切る時、ほうきで地面をはく時、缶ジュースのプルトップを開ける時、またそれらの動作を行う時の自分自身の身体など。
てこはあらるところで利用されています。
では、てこは日常で使われることは分かりましたが、身体の中でてこを使う場合はどうなっているのでしょうか。
身体構造上でてこを作る為には、固い棒とその棒の回転の中心となる軸が必要になります。
つまり、固い棒=骨、回転の中心軸=関節になります。
動きは、ほぼ全て骨のてこを協調的に配置することによって起きます。てこの作用が最大の効果を発揮するのに最適な形をしているのは、四肢のような長い形の骨ですが、肩甲骨、脊椎、頭蓋骨などの特殊な形をした骨にも、しっかりとてこの作用は働いています。
また驚くべきことに、耳の中にある耳小骨もてこの作用で動いているんです。
耳小骨の作用についてはこちらから
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てこを作る
実際にてこの機械を作るとしたらどうしたらいいでしょうか?
てこを作るのに必要なものは固い棒と中心軸です。
その二つを一緒に配置すると3つの部分から成るてこが作られます。てこを構成している3つとは、軸(支点)、加える力(力点)、抵抗(作用点)の事です。この3つの言葉は聞いた事があるんじゃないでしょうか。
てこは軸の周りを回転し、加える力でてこを動かし、抵抗(負荷)はてこによって動きます。
てこは距離!
てこには物理的な特性があります。この特性が無いと、てこはその力を発揮する事は出来ません。その特性とは距離です。先程の支点・力点・作用点の間には、距離が必要になります。
てこには2種類の長さがあります。
1つ目は、加える力のアームの長さ。これは加える力と軸との間の距離になります。
2つ目は、抵抗のアームの長さ(レジスタンスアーム)。抵抗と軸との間の距離になります。
てこはこの2種類の長さを調節しながら、複数のてこの作用を作ることが出来ます。てこにもそれぞれ特徴があり、短い距離で大きな力を発揮させるものや、長い距離で小さな力を発揮するなどがあります。
てこそれぞれについてはこちら
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終わりに
どうでしたか?今回はてこについてのお話でした。
てこは僕らの身体を動かすのになくてはならないのでとっても大事です。
それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました。