力を3つに分類する

こんにちは!そして初めまして! 動物バナシの管理人

理学療法士&エボルファンクショニスト(Evolfunctionist)のユーイチと言います。

今回は(ちから)についてです。

力については

以前少しだけお話ししました。

力について理解しよう

色々な力を紹介します!

ですが今回はもう少しだけ

掘り下げて話していきたいと思いまうす。

それでは早速行きましょう (*’▽’)

力について

そもそもとは何でしょう?

一言で言うと力とは

物体にある変化を起こさせる影響力

の事です (*’▽’)

力を生じさせる為には

ある物体(例:拳骨など)は

別の物体(サンドバック)に

作用しなければいけません。

また力は押す、または引く

という形で生じます。

実はねじり、せん断、その他の歪みとは

押す、引くのバリエーションに他ならないのです。

2つの物体が互いに等しい力

押しあったり、引きあったり引っ張り合ったりすると

静止した状態になります。

これが一方に力が、他方よりも大きい

均衡は崩れて動き出します

ちなみに力を生み出すことが出来るのは

身体の内部(筋肉・筋膜・骨)

身体の外部(引力・摩擦・風等)

どちらからも出来る事は覚えておきましょう!

力を分類

力は大きく分けて3つに分類することが出来ます。

  • 直線力
  • 平行力
  • 同時に作用する力

この3つ力だけで

動物の様々な動きを

起こしています。

直線力

直線力のいい例としては

患者が仰臥位(仰向け)で

施術者が頸部に

頸椎けん引を行なっている状態です。

この状態では力が

すべて同一作用線上

起きています。

けん引は施術者が自分の手を

手前に動かすことによって行っています。

すると患者の頭部と頸部は

組織内部の緊張により

そのけん引に対して

同一作用線上で抵抗します。

直線力は同一方向だけではなく

反対方向に作用する事もあります。

同一方向の直線力は圧迫力(押す)を生み

反対方向の直線力は引張力(引く)を生み出します。

平行力

今度は平行力です。

今度は肩を例にしてお話しします。

まず始めに患者の脇に立ちます。

患者の肩の上に右手を置き、

左手を肩甲骨の下に入れます。

そこから上の手は身体の内側方向

滑らせて行きます。

一方の下の手は

肩甲骨の縁に指をひっかけて水平に

引いていきます。

そうすると平行力が生じます。

平行力は同一の面で作用

お互いに一直線になり

同一方向、又は反対方向に

動かす事が出来ます。

平行力の身体構造上の例だと

ハムストリングスが分かりやすいです。

出典: Wikimedia Commons File Pulled Hamstring.jpg

ハムストリングスの筋腹部は

同一面上にあり、協調的に機能し

同一の角度で膝関節を動かします。

また平行力がやや特殊なのは

作用線が平行

互いに力の大きさが等しく

方向が反対向きの2つの力

があった場合に偶力を生み出します。

これは車のハンドルを回す時に

見られる特殊なタイプの平行力です。

両手は同じ大きさの力を出して

別の方向に力は働きます。

同時に作用する力

同時に作用する力

感じるのはとても簡単です。

先ずは直立になって

股関節を外転させてみましょう!

はい!!

これであなたの中臀筋

力を同時に作用させて

股関節を外転させました。

ちなみに中臀筋というのは

これの事です。

出典:~リハ事典+~ リハビリ(理学療法)の総合コンテンツ

同時に作用する力とは

2つ以上の力が共有点で結合するが

分岐する方向に引っ張り合う時の事を

言います。

つまり中臀筋でいえば

中臀筋の3つの部位(前部・中部・後部繊維)

合力(2つ以上の異なる力を合わせたもの)を生みます。

この3つの部位を融合した結果が

股関節の外転という訳なんです (*^_^*)

最後に

どうでしたか?

今回は力について

お話しさせていただきました。

僕は力を理解する事

運動を理解する事

繋がると思っています。

つまり僕達の商売には

欠かせないんじゃないかなと

思っています。

では今回も最後まで

お付き合いして頂き

ありがとうございました!

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