初めに
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は
結合組織のタイプ
についてです。
結合組織とは
人体で最も多様性に富んだ組織
であることは以前説明しました。
それについてはこちら
便利な素材、結合組織!
今回はその結合組織を
構造と機能の面で
分類してみようと思います。
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
構造分類
構造の面では結合組織は
5つのグループに分かれます。
液性
液性結合組織は細胞外基質に
血漿を含んでいます。
その成分は90%が水分で
血液、リンパ液、粘液を
形成します。
疎性
疎性結合組織は
大量の細胞質基質の中に
存在する少数の繊維から
成り立っています。
皮膚のすぐ下にある
浅筋膜と脂肪細胞にとって
完璧な組み合わせなんです。
密性
密性細胞組織は
密集した繊維と少量の細胞質基質
で構成されています。
筋膜、腱、靭帯、骨膜、関節包
等に存在しています。
軟骨
軟骨性結合組織には
硝子軟骨、線維性軟骨、弾性軟骨
の3種類があります。
骨
骨性結合組織には
硬度を高める無機塩類
が含まれています。
パティシエ
以前パティシエは
卵とバターと小麦粉で
様々なお菓子を作り出せる
といいました (*’▽’)
人体にも優秀なパティシエがいまして
ごく少量の材料で様々なものを
作り出しています (*^^)v
今までの例でいえば・・・
代謝交換のために
水分の多い組織が必要だった場合
線維を少なくして細胞質基質を多く
すればいいんです。
逆に水分を減らして繊維を増やせば
神経や皮膚、臓器のサポートに向く
柔軟な格子構造になります。
つまりは脂肪組織等です。
さらに水分を減らして繊維を増やすと
緻密な繊維状物質に代わります。
これは筋膜や腱や靭帯の事ですね。
最後には水分を無くして
代わりに無機塩類を加えます。
するとどうでしょう !(^^)!
人体で最も硬い結合組織の骨
が作られました!
最後に
どうでしたか?
今回は結合組織の
構造面での分類でした。
僕たちの身体は
実に様々なもので出来ていますが
元を辿るとその材料は
意外と少ないんですよ。
確かにすでにあるものを
工夫して使う方が
ゼロから作るより
簡単ですし効率的ですしよね。
進化の働きから考えても
当然といえば当然かもしれません。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)