結合組織の機能面

初めに

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

  

理学療法士&エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

前回は結合組織を

構造面でしました。

 

そして今回は機能面に

注目したいと思います。

 

 

前回のはこちらから

結合組織のタイプ

 

今回は人体のモビリティを

理解するために

 

結合組織を

圧迫組織引張組織

に分けます。

 

  

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

身体を支える

 

例えばですが・・・

 

骨がブラブラで

四肢が垂れ下がっていて

腰がガクンとなっている

 

そんな人形があったとしたら

どうやって支えますか?

 

 

おそらくは

下から棒で支える

上から糸で吊る

の二つが出るんじゃないでしょうか?

 

 

つまりこの二つのアイデアを

癒合させて体内で構築すれば

 

この人形を支える事が

出来るわけです (*’▽’)

 

 

実はこの世界では

構造体を固定する方法は

 

圧迫力(下から支える)

もしくは

引張力(上から吊るす)

 

この二つを使うしか

ないのです (*´з`)

 

 

圧迫力と
引張力

 

ここで圧迫力引張力

例に出しながら話していきましょう。

 

 

圧迫力

 

圧迫力の例としては

丸椅子が丁度いいです。

 

 

丸椅子に腰を掛けると

椅子の上端と末端は

互いに押し合います

 

 

ですが、脚の周囲に働く

引張力は小さいです。

 

 

引張力

 

引張力を説明するには

ハンモックが適切です。

 

 

ハンモックに横たわると

ロープはそれぞれの方向に

引き延ばされます

 

 

それと同時に圧迫力の作用で

ロープの繊維が細くもなります。

 

 

圧迫力と引張力

 

ではこの二つを組み合わせた

いい例はないかと考えていたら

丁度良いのがありました。

 

 

バランスボールの上に

座っている状態です (*’▽’)

 

 

つまり座る事によって

上下に圧迫されます。

 

そして引張力によって

左右は膨らみます

 

 

人体に応用

 

今までの圧迫力引張力の話を

今度は人体に当て嵌めていきましょう。

 

 

実は圧迫力も引張力も

ほとんど全ての面で

  

結合組織と

関係しています。

 

 

圧迫組織

 

圧迫組織として

身体を支える役割の

 

大半を担う組織と言えば

骨と軟骨

になります。

 

 

多少なりとも引張性は

備えていますが

 

細胞をはじめとする素材は

押し合う特性があります。

 

 

引張組織

 

先程も言った通り

骨と軟骨は圧迫組織

になります。

 

 

では引張組織

何になるのでしょうか?

 

 

骨と軟骨以外は

筋膜組織と呼ばれ

 

固有筋膜、腱、靭帯などは

引張組織として働きます。

 

 

理想的な
骨組み

 

上で話したように骨は

身体を支えるスペーサー

として機能しています。

 

 

スペーサーとは間に挟んで

空間を確保する器具の事です。

 

 

そして筋膜組織は

四肢、器官や他の構造体を

吊り下げる役割を果たしている。

 

 

この圧迫組織と引張組織の

ダイナミックな組み合わせは

 

動く体の理想的な骨組み

作り上げているんです。

 

 

ネットワーク

 

多数の結合組織には

解剖学的に2つの異なる

ネットワークがあります

 

 

引張組織は全て引張力ネットワーク

常に身体中に貼り巡らしています。

 

 

引張力ネットワークを支える

断片化したスペーサーである

骨と軟骨を含めて

 

体中を液体で満たして

人体を作ります。

 

 

こうすることで全身に

結合組織ネットワーク

が走っていることになります。

 

 

つまり骨と筋膜の関係は

テントの支柱とテントの布

のような関係なわけです。

 

 

最後に

 

どうでしたか?

 

 

今回は結合組織を

機能面で考えていきました。

 

 

まとめると

 

身体は圧迫力と引張力

によって支えられている。

 

 

骨と軟骨は圧迫組織

筋膜、腱、靭帯は引張組織

として働いている。

 

 

結合組織には2つの

ネットワークがある。

 

それが

引張力ネットワーク

結合組織ネットワーク

である。

 

 

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

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