知っておきたい!軟部組織の特性③

初めに

 

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

理学療法士&エボルファンクショニストのユーイチです

 

 

今回は軟部組織の特性の第3弾です。

 

ちなみに以前のはこちらから

知っておきたい!軟部組織の特性

知っておきたい!軟部組織の特性②

今日の話は

ピエゾ体電効果

についてです。

  

 

では早速行ってみましょう (*’▽’)

 

ピエゾ体電効果

 

さてみなさんは

ピエゾ体電効果

という現象を知っているでしょうか?

 

この特徴を理解する為には

想像力の力が重要になってきます。

 

なるべく分かりやすく

話していきますので

よろしくお願いします!

 

 

ナノの世界

 

この特性を理解するためには

原子レベルまで小さくなる

必要があります。

 

密性結合組織が機械ストレス

さらされている瞬間を覗いてみましょう。

 

 

ナノの世界では密性結合組織が

ストレスにさらされると

分子が位置を変えます

 

そうすると

電荷が生じる

事が分かります。

 

 

この分子が位置を変え

電荷を生じる現象

ピエゾ体電効果

と呼びます。

 

 

この現象は

人体のほとんどの組織で

見られます

 

それは動きによる内力

マッサージなどの外力

 

によって組織が圧迫・伸長

されると起こります。

 

 

細胞の世界

 

先程、電荷が生じるといいましたが

この電気現象によって

何が起こっているのでしょうか?

 

ここでは細胞レベルまで

大きくものを見ていきます。

 

 

隣り合う細胞が圧迫・伸長されると

刺激を受けて繊維を

生み出します

 

 

こうした繊維は

ピエゾ体電応力のラインに沿って

細胞間気質を再編していくんです。

 

 

自分の眼で見る世界

 

今度は裸眼で見えるレベルの話を

例にしていきましょう!

 

例えばあなたが野球部で

ピッチャーをしていたとしましょう。

 

 

顕微鏡で見ると

圧迫や除圧によって

軟骨に関節液が流れ込みます

 

つまりあなたの関節組織は

とても滑らかで健全なわけです。

 

さらに続けていけば

肩の靭帯組織は硬く強靭

になっていきます。

 

 

ですが良いことばかりでは

ないのです。

 

例えば長年の年月を経て

あなたの首と肩は前かがみ

なってしまいます。

 

 

流れの確認

 

もう一度、ピエゾ体電効果の流れを

確認していきましょう。

 

 

分子とは局所的に生じた力から

伸長・圧迫のストレス信号を受け取り

機械的変換から電流を生み出す

 

 

そして細胞は無数の

微細な構造的変化を起こして

組織の再編をします。

 

細胞は緊張した部位を安定させ

他の部位を縮めたり伸ばしたりします。

 

 

そうした流れを受けて

ピッチャーだったあなたの身体は

 

常に背中を丸めた姿勢を

とるようになってくるのです。

 

 

ですがこれは人体の過ちでなく

身体の全てがその役割を

きっちり果しただけなんです (*_*;

 

 

最期に

 

どうでしたか?

 

今回は

ピエゾ体電効果

についてでした。

 

 

まとめるとピエゾ体電効果とは

内外の圧力によって電気を発生し

 

それによって身体が作り変わる

ということです (*’▽’)

 

 

実は今回で軟部組織の特性は

終わる予定でしたが

 

予定以上に長くなってしまったので

もう一回続きます (;’∀’)

 

 

それでは今回も最後まで

お読みいただきありがとうございました

 

 

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