結合組織のレシピ

始めに

 

こんにちは!そして初めまして!動物バナシの管理人

理学療法士&エボルファンクショニストのユーイチです。

 

前回は人体の基本組織である

4つの組織のお話をしました。

 

 

便利な素材、結合組織!

 

今回はその中でも

体全体に広がっている組織

結合組織についてのお話しです。

 

それでは早速行ってみましょう (*^_^*)

 

 

結合組織の
レシピ

 

結合組織は形やその構成も

バリエーション豊かです。

 

1つの組織タイプがこれほど多くの構造体を

生み出すのって不思議な感じがしませんか?

 

でもお菓子の原料がバター、小麦粉、砂糖の

3つで出来ている事を考えると納得できます。

 

要はこれらをどういった配合で

混ぜ合わせるかなんです。

 

 

基本的に結合組織は

細胞

細胞外基質

の2つから出来ています。

 

 

はたらく
細胞!

細胞の1つ、白血球

 

これはアニメのはたらく細胞に

出てくる白血球です。

 

細胞は生物学的に

最も単純な生態機能単位です。

 

その一部を紹介します。

 

 

最も一般的な結合組織細胞は

線維芽組織

になります。

 

繊維芽細胞は

線維と細胞質基質

を分泌します。

 

他には

骨芽細胞(骨をつくる)

軟骨芽細胞(軟骨をつくる)等

細胞には沢山の種類があります。

 

 

細胞質基質で
作っちゃおう

 

繊維芽細胞が分泌する細胞質基質の

量と合わせ方で結合組織の質が決まります。

 

 

そもそも細胞質基質とは何でしょうか?

細胞の画像を見てみましょう。

 

 

これで見ると細胞質基質は

何もない所を指していますよね。

 

つまり細胞質基質とは

何もない所を埋めてる液状もの

の事を指します。

 

 

例えば・・・

腱の細胞外基質は頑丈&柔軟ですが

骨の細胞外基質は硬くて曲がらない

とこのようになるわけです。

 

 

中があれば
外もある

 

細胞質基質が細胞内を埋めているなら

細胞と細胞の間を埋めてるものは?

 

それが

細胞外基質

になるわけです。

 

 

細胞外基質とは

コラーゲン繊維(の長い側鎖)と

細胞質基質

出来ています。

 

 

ただしこれは単に細胞間を埋める

ゼリーのようなものではありません!

 

結合組織の細胞外基質は

構造と機能

を決定します。

 

 

大好きな
コラーゲン

 

人体に最も豊富に存在する

タンパク質と言えばなんでしょう?

 

正解は女性が大好きな

コラーゲンです。

 

このコラーゲンは結合組織にとって

非常に重要な役割を果たしています。

 

 

コラーゲンの特性として

鋼線並みの引張強度

が挙げられます。

 

 

特に腱や靭帯の

構造や機能の完全性

を提供します。

 

さらにこのコラーゲンは

結合組織のタイプによって

様々な形をしています。

 

例えば・・・

平行、網状、泡状、密集

この万能物質を最大限に利用してます。

 

 

他にもあるよ

 

細胞外基質の線維物質は

大半がコラーゲンで出来ています。

 

ですが

 

結合組織には他に2つ

線維が存在しています。

 

 

エスラチンと
細網

 

エスラチン線維

 

エスラチン線維

A.K.A

弾性繊維

は繊維全体に占める比率は

かなり小さいです。

 

 

この線維の特徴は

弾力性がある

事です。

 

 

どの位かというと

静止長のおよそ2倍

まで伸びても

傷つく事はありません。

 

 

これが結合組織に

弾力性を与えているんです。

 

出産を経験した女性には

妊娠線が出来ますよね?

 

あれはこエスラチン線維の能力の

限界を超えて伸長された事を意味します。

 

 

細網線維

 

細網線維とは

網の目のような構造をしています。

 

神経や血管などの

様々な構造体をサポートしています。

 

 

終わりに

 

どうでしたか?

 

今回は結合組織について

お話ししました。

 

 

今回のをまとめると・・・

 

 

結合組織は

細胞と細胞外基質

で出来ている。

 

 

細胞には沢山の種類がある。

 

 

細胞外基質は主に

コラーゲンと細胞質基質で

出来ている。

 

 

というわけで今回はここまで!

 

最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。

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