関節のエンドフィールを感じよう! その2

PTバナシ㊹

 

  

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今回は関節の最終域感

つまりエンドフィールについてです。

以前 正常な

エンドフィールについて

話はしました。

正常エンドフィールについてはこちらから

関節のエンドフィールを感じよう!  

今回は

病的なエンドフィール

についてお話しして

いきたいと思います。

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

兆候

関節というのは

必ずしも計画通りに

機能するわけではありません。

異常なエンドフィールは

何か故障が起きた事を

教えてくれるサインです。

外傷 

筋肉の緊張 

疼痛 

神経損傷

関節腔内の組織の剥がれ等…

これらは いずれも

関節の動きを制限して

病的なエンドフィールを

起こす可能性があります。

こうした 病的なエンドフィールは

次の5つがあります。

今回は 関節の解剖図を

イメージしていると

分かりやすいと思います。

関節の解剖学についてはこちら

膝関節を組み立てる 滑膜性関節の仕組み 

膝関節を組み立てる  滑膜性関節の仕組み その2

筋防御

筋防御性のエンドフィール

過活動状態にある筋肉から

跳ね返りがあって

素早く かつ 突然に

その動きを止めます。

通常 疼痛を伴い

関節包の炎症兆候

示すことが多いです。

関節包

関節包性のエンドフィールは

可動域の低下を起こします。

癒着性の関節包炎などの

慢性疾患がある時や

急性炎症状態にある時に

感じます。

正常な関節包の

正常なエンドフィールは

古い革を引き延ばす感覚

と説明されます。

その為 弾力性は

あまり感じませんが

予想通りの可動域はあります。

それに対し

関節包性のエンドフィールは

革の伸ばす感覚はありますが

可動域は狭いんです。

水性のエンドフィールは

関節周辺の過度の腫脹による

弾力性のある感覚です。

ただし これは見た目にも

明らかに分かるので

感覚だけを頼りにする事は

少ないかもしれません。

バネ様

バネ様抵抗感のエンドフィールは

関節内の障害によるものです。

通常 半月板や関節円板の

ある関節で起こります。

この場合は 無理に

動かしてはいけません。

ほとんどの場合

動きを止めると

明らか回復効果

見られます。

疼痛

疼痛性のエンドフィールは

患者が激しい疼痛を感じて

動きが止まる時に起こります。

動かす事が出来ない為

力学的な障壁は

全くありません。

説明では筋防御性

似ていますが

かなり強烈な痛みを伴う

感覚です。

急性滑液包炎が原因で

起こる事があります。

どうでしたか?

人体の関節障害や

エンドフィールを

経験する事、

また 触診する技能を

身に付ける事は

機能不全に陥っている

患者の身体の状態把握に

非常に役に立ちます

ただ 残念なことに

こういうスキルは

すぐに身につかないんです。

その点は 私も非常に

苦労しています ( ;∀;)

結局 自道でも少しずつ

知識をインプットして

経験を焦らず積むしか

ないんですよね (;^ω^)

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

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