膝関節を組み立てる  滑膜性関節の仕組み その2

PTバナシ㊴

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

 

今回は前回に続き

滑膜性関節の仕組みの

その2です。

 

 

 

前回は

半月板の取り付けと

硝子軟骨の説明をしました。

 

 

 

今回はさらにその先に進み

膝関節を完成させて

いきたいと思います。

 

 

 

前回の話はこちらから

膝関節を組み立てる 滑膜性関節の仕組み 

 

 

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

 

 

 

 

靭帯

 

 

前回では大腿骨と脛骨を

重ね合わせたところで

作業を止めました。

 

 

 

では、ここから

先に進んでいきましょう。

 

 

 

現在は脛骨の上に

ただ大腿骨が

乗っている状態です。

 

 

 

脛骨に大腿骨が乗っている状態

 

 

 

ではここで必要な素材を

用意しましょう。

 

 

 

関節の可動性を安定させ

制限する高密度な

帯状の結合組織と言えば、

 

 

 

それは

靭帯

です。

 

 

  

靭帯についてはこちら

靭帯と腱は繋ぐもの

 

 

 

滑膜性関節では構造上

靭帯を関節包から

切り離すことが出来ます。

 

 

 

ですが、実際には

靭帯は関節包と一体化

しています。

 

 

 

その為、

肥厚し強化された

関節包の外層帯

となる事が多いんです。

 

 

 

滑膜性関節の靭帯は

主に関節胞の外側に

あります。

 

 

 

ですが中には

関節包の内側に

ある事もあります。

 

 

 

今回作っている膝関節には

外側と内側の両方が必要

となります。

 

 

 

関節包外側の靭帯

 

 

 

関節包内側の靭帯

 

 

 

 

 

 

脂肪体

 

 

骨の関節部以外の領域、

(例えば関節の外表面や外側など)

に詰め物が必要な場合があります。

 

 

 

その時に使う材料として

脂肪体

を使います。

 

 

 

肘関節や膝関節は

関節包を厚くしたり、

 

 

 

関節の機能に必要な

滑膜液の量を減らすために

脂肪の緩衝材を利用します。

 

 

 

 

 

 

滑液包

 

 

滑液包は

滑液が入っている

滑膜性の枕です

 

 

 

通常、滑液包は、

 

 

摩擦を緩和し

力を吸収する為に

動いている構造体

 

 

の間に配置されます。

 

 

 

膝関節で言えば

膝蓋靭帯と脛骨の間に

当てはまります。

 

 

 

この関節包は身体中にあり

 

腱と骨の間

筋肉と骨の間

靭帯と骨の間

 

にあります。

 

 

 

青く見えているのが滑液包

 

 

 

 

 

 

関節包

 

 

滑膜性関節を

関節包

で完全に包みます。

 

 

 

この関節胞は

二つの層からなります。

 

 

 

外層は

高密度な線維組織

で作られています。

 

 

 

これが、

関節部の骨を支え

関節の中身を入れる器

としての機能を果たします。

 

 

 

これが骨膜と骨に溶け込むと

線維組織から骨組織

転換してしまいます。

 

 

 

これで有名なのが

後縦靭帯骨化症

ですね。

 

 

 

関節で包む

 

 

 

関節包の内層は

極薄の滑膜から出来ます。

 

 

 

卵白のような

青白い液体の

滑液を製造する

役割です。

 

 

 

関節の表面を滑らかにして

骨と関節の複合体間の

摩擦を緩和します。

 

 

 

 

 

 

そうして最終的に

出来上がったものが

こちらになります。

 

 

 

靭帯と関節包で安定させた膝関節

 

 

 

越していくつかの材料を

組み合わせて膝関節を

安定化させていきます。

 

 

 

それでは今回はここまで。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

 

 

 

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