PTバナシ㊴
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は前回に続き
滑膜性関節の仕組みの
その2です。
前回は
半月板の取り付けと
硝子軟骨の説明をしました。
今回はさらにその先に進み
膝関節を完成させて
いきたいと思います。
前回の話はこちらから
膝関節を組み立てる 滑膜性関節の仕組み
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
靭帯
前回では大腿骨と脛骨を
重ね合わせたところで
作業を止めました。
では、ここから
先に進んでいきましょう。
現在は脛骨の上に
ただ大腿骨が
乗っている状態です。
![](https://sisimaru81.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_5691-168x300.jpg)
ではここで必要な素材を
用意しましょう。
関節の可動性を安定させ
制限する高密度な
帯状の結合組織と言えば、
それは
靭帯
です。
靭帯についてはこちら
靭帯と腱は繋ぐもの
滑膜性関節では構造上
靭帯を関節包から
切り離すことが出来ます。
ですが、実際には
靭帯は関節包と一体化
しています。
その為、
肥厚し強化された
関節包の外層帯
となる事が多いんです。
滑膜性関節の靭帯は
主に関節胞の外側に
あります。
ですが中には
関節包の内側に
ある事もあります。
今回作っている膝関節には
外側と内側の両方が必要
となります。
![](https://sisimaru81.com/wp-content/uploads/2019/11/e6279c0e826b11aa88c4fc9018348378-169x300.jpg)
![](https://sisimaru81.com/wp-content/uploads/2019/11/db2447d656133744a1a30caeefc1d38c-169x300.jpg)
脂肪体
骨の関節部以外の領域、
(例えば関節の外表面や外側など)
に詰め物が必要な場合があります。
その時に使う材料として
脂肪体
を使います。
肘関節や膝関節は
関節包を厚くしたり、
関節の機能に必要な
滑膜液の量を減らすために
脂肪の緩衝材を利用します。
滑液包
滑液包は
滑液が入っている
滑膜性の枕です。
通常、滑液包は、
摩擦を緩和し
力を吸収する為に
動いている構造体
の間に配置されます。
膝関節で言えば
膝蓋靭帯と脛骨の間に
当てはまります。
この関節包は身体中にあり
腱と骨の間
筋肉と骨の間
靭帯と骨の間
にあります。
![](https://sisimaru81.com/wp-content/uploads/2019/11/c90c00d814ecfba2324c97523528b79f-1-169x300.jpg)
関節包
滑膜性関節を
関節包
で完全に包みます。
この関節胞は
二つの層からなります。
外層は
高密度な線維組織
で作られています。
これが、
関節部の骨を支え
関節の中身を入れる器
としての機能を果たします。
これが骨膜と骨に溶け込むと
線維組織から骨組織に
転換してしまいます。
これで有名なのが
後縦靭帯骨化症
ですね。
![](https://sisimaru81.com/wp-content/uploads/2019/11/c90c00d814ecfba2324c97523528b79f-169x300.jpg)
関節包の内層は
極薄の滑膜から出来ます。
卵白のような
青白い液体の
滑液を製造する
役割です。
関節の表面を滑らかにして
骨と関節の複合体間の
摩擦を緩和します。
そうして最終的に
出来上がったものが
こちらになります。
![](https://sisimaru81.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_5701-169x300.jpg)
越していくつかの材料を
組み合わせて膝関節を
安定化させていきます。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)