PTバナシ㉞
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は今まで話してきた
筋膜、腱、靭帯、骨、軟骨によって
出来上がるネットワークについて
話していきます。
第一に筋膜、腱、靭帯などは
相互に接続する筋膜組織です。
これを結び付ければ連続した
引張力ネットワークを作ります。
その引張力ネットワークに
骨や軟骨を加えます。
そうすると全身を網羅する
結合組織のネットワークを
形成する事になります。
この時に骨は
引張力ネットワークを支える
個別のスペーサーとして
作用します。
全身の結合組織ネットワークは
これらの構造体がお互いに
どのように機能しあっているかを
教えてくれます。
また立つ、座る、歩くといった動作に
どのように根本的な関りを
持っているかも教えてくれます。
そんな全てを包含している
結合組織ネットワークを
見ていきましょう。
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
二つの
役割
骨や筋膜組織
その他を備えた
結合組織ネットワークには
2つの重要な役割があります。
1つは
完全な構造的枠組みを形成
する事。
二つ目は
機械的支持を与える
事です。
それでは
これらを詳しく
説明していきます。
構造的
枠組み
先程も言った通り
結合組織のネットワークは
完全な構造的な枠組みを形成します。
考えてみれば
他にこんな事が出来る
組織はありません。
この枠組みは
細胞を組織に
組織を器官に
統一していきます。
それだけではなく
骨を筋肉に結合させて
骨を繋いで関節を形成します。
さらに言えば
筋肉や脂肪、内臓まで
包み込む優れものです (;’∀’)
結合組織ネットワークとは
身体の形を形成し
サスペンションと支えを
与えます。
もし結合組織である
筋膜の細胞外基質が
無ければどうなるか?
何十億もの
筋肉細胞や神経などが
支えを失うことになります。
そうなると身体が
サンドバックのような状態になり
指一本すら動かす事は
出来なくなるでしょう (*_*;
結合組織についてはこちら
結合組織のタイプ
結合組織の機能面
機械的
支持
重要な役割の2つ目に
機械的支持を与える事
と言いました。
これは具体的に言うと
筋肉と関節に
機械的支持を与える
という事にです。
骨によるてこの作用
および筋膜、靭帯、関節包
による補強作用の事です。
てこの作用についてはこちら
てこは「便利な機械」
てこは「便利な機械」 その2
例えば筋肉が収縮すると
それを覆ている筋膜は
それに応じて縮みます。
すると次に
その筋膜が端にある
腱を引っ張ります。
そして腱が引っ張られて
骨が動かされます。
かなり簡略化して
説明しましたが
周辺組織には
多くの微妙な
安定化させる
動きが常に
起こっているんです。
骨についてはこちら
骨! その機能
骨! 骨格の誤解
どうでしたか?
引張力ネットワークと
結合組織ネットワーク
についてイメージが
ついたでしょうか?
実際のところ
これらは解剖学的な
正式な言葉ではありません。
ですが、これらの概念を
表現する為に
分かりやすいので
あえて使っています (*’▽’)
ただし今回は
結合組織ネットワークにおいて
ある重要な物質について
説明していません。
それについては
次回というう事にします
(;^ω^)
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)