PTバナシ53
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は
筋肉と筋膜
についてです。
世間一般では
筋肉について誤解が
蔓延しています。
その一つが
筋そのものが一つの骨に付着し
関節を跨いで別の骨に付着している
という話です。
ここで筋膜との関係が出てきます。
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
筋膜
先程の誤解というのは
骨格筋組織が骨に
直接付着している
という点です。
骨格筋組織は
骨に付着する事は
出来ません。
そこには
仲介となる結合組織が
必要になります。
ここで今回のテーマの
筋膜が登場してくるんです。
結合組織についてはこちらから
便利な素材、結合組織!
線維
筋原線維として知られる筋細胞は
長く伸びた筒状のものです。
そして驚くべき
潜在的運動能力を
持っています。
しかしその潜在能力も
筋膜組織に秩序正しく覆われて
保護されていなければ
少しも有用な動きは出来ません。
この分かつ事の
出来ない組み合わせから
筋肉の事を筋膜単位と
呼ぶ人もいます。
筋膜についてはこちらもどうぞ
筋膜! 体を包む組織
筋膜は沢山ある!
作る
ではここで簡単に
筋肉を作ってみたいと思います。
まあ、作るといっても
創造上での話ですが (;^ω^)
まずは筋原線維を一つを
結合組織のシートで包みます。
この結合組織のシートは
筋内膜と呼ばれるものです。
ここでポイントなのが
両端に十分な結合組織が
余分に残るようにします。
例えればキャンディの
包み紙のような感じです。
更に筋原線維を使って
この工程を数百回繰り返します。
そしてそれらが全て
平行になるように並べて
筋周膜で束ねます。
そして両端に余った筋膜素材を
それぞれ束ねてまとめます。
この両端の軟部組織が
骨に付着する腱になるわけです。
それから筋腹全体を
筋膜の最終層である
筋外膜で覆います。
最後に神経と血管が
鞘に入ったものを入れます。
これにより一つの筋肉が
作られました。
どうでしたか?
かなりざっくりと説明しましたが
要するにこれが上腕二頭筋の
筋膜の設計になる訳です (*’▽’)
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)