PTバナシ53
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は
筋肉と筋膜
についてです。
世間一般では
筋肉について誤解が
蔓延しています。
その一つが
筋そのものが一つの骨に付着し
関節を跨いで別の骨に付着している
という話です。
ここで筋膜との関係が出てきます。
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
筋膜
先程の誤解というのは
骨格筋組織が骨に
直接付着している
という点です。
骨格筋組織は
骨に付着する事は
出来ません。
そこには
仲介となる結合組織が
必要になります。
ここで今回のテーマの
筋膜が登場してくるんです。
結合組織についてはこちらから
便利な素材、結合組織!
線維
筋原線維として知られる筋細胞は
長く伸びた筒状のものです。

出典:Wikipedia
そして驚くべき
潜在的運動能力を
持っています。
しかしその潜在能力も
筋膜組織に秩序正しく覆われて
保護されていなければ
少しも有用な動きは出来ません。
この分かつ事の
出来ない組み合わせから
筋肉の事を筋膜単位と
呼ぶ人もいます。
筋膜についてはこちらもどうぞ
筋膜! 体を包む組織
筋膜は沢山ある!
作る
ではここで簡単に
筋肉を作ってみたいと思います。
まあ、作るといっても
創造上での話ですが (;^ω^)
まずは筋原線維を一つを
結合組織のシートで包みます。
この結合組織のシートは
筋内膜と呼ばれるものです。

出典:Wikipedia
ここでポイントなのが
両端に十分な結合組織が
余分に残るようにします。
例えればキャンディの
包み紙のような感じです。

更に筋原線維を使って
この工程を数百回繰り返します。
そしてそれらが全て
平行になるように並べて
筋周膜で束ねます。

出典:Wikipedia
そして両端に余った筋膜素材を
それぞれ束ねてまとめます。
この両端の軟部組織が
骨に付着する腱になるわけです。

出典:Wikipedia
それから筋腹全体を
筋膜の最終層である
筋外膜で覆います。

出典:Wikipedia
最後に神経と血管が
鞘に入ったものを入れます。
これにより一つの筋肉が
作られました。

どうでしたか?
かなりざっくりと説明しましたが
要するにこれが上腕二頭筋の
筋膜の設計になる訳です (*’▽’)
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)