初めに
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は
骨というよりは
骨格についての
誤解の話です。
実は言われてみれば
その通りなんですが
意外と誤解している
人は多いと思います。
実は私も
その一人でした (-_-;)
では一体どんな話なのか
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
骨格とは
今回は
骨格についての
話になります。
なので最初に
骨格について
説明したいと思います。
骨格とは・・・
関節で結合した複数の骨
および軟骨によって
構成される構造体
の事を言います。
上のような図は
よく見ますよね?
思うにこのような図が
誤解を生みやすく
している気がします。
2つの
誤解
では本題に戻ります。
骨格についての誤解とは
2つあると思います。
一つ目は
骨格はブロックのように
積み上げて出来ている
という誤解。
2つ目は
人体は基本的に
体重を下で支える
または
積み重ねたユニットからの
圧迫構造になっている
という誤解です。
ようはピラミッドのように
支えられているという
誤解です。
一つ目
の誤解
そもそも骨格は
ブロックを
積み上げるように
組み立てられては
いません。
この考えの間違いは
骨は一つにまとまる事も
垂直方向に組み立てた状態を
保つことも出来ない
という点が
抜けているんです。
先程の骨格図を
もう一度見てみましょう。
骨の関節端の部分は
四角ではなく
丸くなっているのが
分かりますよね?
しかも丸いうえに
凹凸もあるので
下から積み上げる事は
難しいでしょう (;’∀’)
だから骨格の標本は
ネジや針金で
吊るしている
訳なんです。
つまり骨は
積み重ねる事は
残念ながら
出来ないんです。
2つ目
の誤解
さて先程
骨は積み重ねる事が
出来ない事が分かりました。
一つ目の誤解が解けると
二つ目の誤解も解けます。
二つ目の誤解とは
人体は上からの圧迫を
下で支える構造
という事でしたね。
その理屈とは・・・
頭は首の上に
乗っている。
それが胴体を
圧迫する。
頭・首・胴体が
骨盤に乗っている。
それがさらに
足を圧迫する。
足が圧力と緊張の
影響を最も受ける事になる。
という理屈になるわけです。
ですが残念ながら
これは間違いです。
何故かといえば
頭から足先まで
骨だけを伝わって
いくわけではない
という事なんです。
それなら骨格はどうやって
体重を支えているのでしょう?
それは骨が
周囲の筋膜組織の
力を借りて支えている
という事です。
テンセグリティ
実際のところ人体とは
レンガの壁よりも
テンセグリティのおもちゃ
に似ているんです。
この精巧な仕掛けは
棒=骨
輪ゴム=筋膜
を表しています。
このおもちゃを手に取ると
分かりますが、
引張と圧迫の性質を
実に上手く結びつけています。
そしてダイナミックな
骨組みを生み出し方を
私たちに教えてくれます。
このおもちゃの
人体に置き換えると、
筋膜の引張力
骨をバランスよく配置する
という事が
構造的なバランスを
生み出しています。
そしてこの
見事な連係プレイは
当然私たちの身体でも
起こっているんです。
最後に
どうでしたか?
今回は骨格についての
誤解の話でした。
まとめると・・・
骨はブロックのように
積み重ねる事は出来ない。
ピラミッドのように
下から上を
支えている訳ではない。
人体は
テンセグリティの
おもちゃの様に
引張力と圧迫力を
上手く組み合わせて
身体を支えている。
身体を支える事についてはこちらもどうぞ
身体を形成するネットワーク 結合組織と骨
身体を形成するネットワーク 第三の要素水分
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)