身体を形成するネットワーク 第三の要素水分

PTバナシ㉟

 

 

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

 

今回は前回の続きである

結合組織のネットワーク

についてになります。

 

 

 

前回の話はこちら

身体を形成するネットワーク  結合組織と骨

 

 

 

軽く前回の話の

おさらいをすると

 

人体には重要な

2つのネットワーク

存在するという事。

 

 

 

それが

引張力ネットワーク

結合組織ネットワーク

でした。

 

 

 

そしてその役割は・・・

 

引張力ネットワークは

完全な構造的枠組みを形成

する事。

 

 

 

結合組織ネットワークは

機械的支持を与える事です。

 

 

 

そして最後に

結合組織ネットワークには

第三の要素が存在する

と言いました。

 

 

 

という事で

今回はその第三の要素

についてのお話です。

 

 

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

 

 

 

 

第三の
要素

 

 

人体が動くためには

筋膜などの引張組織と

骨などの圧迫構造体

だけでは足りません。

 

 

 

そこで必要なのが

第三の要素になります。

 

 

 

その第三の要素というのは

大量の液体

になります。

 

 

 

この大量の液体が

加わってこそ

真の結合組織ネットワーク

と言えます。

 

 

 

水生物

 

 

私たちが転んで

膝を擦りむいたとします。

 

 

 

または料理をしたとき

誤って指を切っていしまった

時でもいいです。

 

 

 

その時には身体から出るのは

固体でも気体でもなく

液体が滴り落ちるはずです。

 

 

 

ほぼ80%が水から出来ている

私たちは人間というより

水生物と呼んでも

大袈裟ではないかもしれません。

 

 

 

この体液循環には

様々な役割がある事が

知られています。

 

 

 

例えば

栄養素や老廃物の輸送

関節の潤滑などが

それです。

 

 

 

そこで見落とされがちなのは

構造的完全性を保つ

ための機能です。

 

 

 

 

 

 

ヒマワリ

 

 

水分が

構造的完全性を保つとは

どういう事か説明します。

 

 

 

ここで満開のヒマワリ

想像してみて下さい。

 

 

 

丈夫な内部構造である

桁(けた)ともいえる部分が

植物にもあります。

 

 

 

人間で言えば

骨のようなものです。

 

 

 

それが茎と花弁を

支えています。

 

 

 

静水圧を利用して

様々な部分に水分を

送り続けます。

 

 

 

そしてその名の由来通りに

絶えず太陽の方向へ

頭を動かします。

 

  

 

その茎を切って切り口から

どのように水分が滴るのか

観察してみましょう。

 

 

 

包まれていた導管が

切られたことにより

水圧が下がります

 

 

 

そうすると

安定していた引張力が

減少してしまい

ヒマワリが枯れるのです。

 

 

 

ですが

全てが失われるわけでは

ありません。

 

 

 

新鮮な水を入れた

花瓶に活ければ

ヒマワリは息を

吹き返します。

 

 

 

 

 

 

水を注ぐ

 

 

花と同じく

人体の組織も与圧環境

で支えられています

 

 

 

学術的に言えば

内部からの

組織的緊張を生み出す

媒体によって内部構造を

支えています。

 

 

 

分かりやすく言うと

私たちの身体には

静水圧が絶対必要なんです。

 

 

 

骨と筋膜で

引張力と結合組織の

ネットワークを作ったら

 

最後は人体に水分を注いで

結合組織のネットワークは

完璧になります。

 

 

 

少し分かりにくいので

水分を入れてみて

人の身体を作ってみましょう。

 

 

 

イメージとして

子供用のプールに

空気を入れるような感じを

想像してみて下さい。

 

 

 

まずは結合組織のネットワークを

皮膚の袋の中に入れていきます。

 

 

 

そうしたら次は

足首あたりに

水のホースを

つけましょう。

 

 

 

水分が細胞に

浸透していくつれて

身体はゆっくりと

盛り上がります。

 

 

 

更に水分を注ぐと

人の形になって

私たちの身体が

完成します。

 

 

 

水を入れたら

 

 

では身体中に水分を

満たすことに成功したところで

重要な点があります。

 

 

 

圧迫組織も引張組織も

死体の様に乾いて

干からびているものでは

ありません。

 

 

 

身体中の圧力によって

水分を正しく分配する環境

置かれています。

 

 

 

骨の誤解の時に話しましたが

人の身体が直立できているのは

 

骨が積み上がっているからでは

ありません。

 

 

 

骨の誤解と骨格についてはこちら

骨! 骨格の誤解

 

 

 

身体を直立させるには

筋膜を微調整し

 

体液の圧力を正常化出来れば

ほぼ達成します。

 

 

 

こうなると骨格は

ほぼ構造上の補助的存在に

なってしまいます。

 

 

ただし骨は

 

スタビリティ

モビリティに対して

重要な役割を持っていますが

 

身体を支持する点では

唯一の基盤ではありません。

 

  

 

 

 

 

どうでしたか?

 

 

 

今回と前回とで

結合組織と引張組織について

まとめてみました。

 

 

 

大雑把なまとめなので

話し漏らしているところは

あると思いますが

そこはご容赦お願いします (;’∀’)

 

 

 

それでは今回はここまで。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

 

 

 

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