初めに
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回は歩行について
特に遊脚相について
の話になります。
前回は立脚相についての
お話だったので
今回はその続きになります。
立脚相についてはこちら
歩行! 立脚相
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
遊脚相
立脚相は
歩行周期の
約60%を
占めますが
遊脚相は
歩行周期の
約30%を
占めています。
遊脚相は
さらに4つに
分けることが
出来ます。
立脚相の終わりの
TSt(ターミナル・スタンス)が
終わると
遊脚相に
移行します。
初めに
プレ・スイング(PSw)
イニシャル・スイング(ISw)
ミッド・スイング(MSw)
ターミナル・スイング(TSw)
を迎えると
立脚相に移り
IC(イニシャル・コンタクト)が
始まります。
プレ・スイング
PSwとは
立脚相の終わりであり
遊脚相の始まりの
時期です。
そしてPSwが始まると
前進する事の
終わりでもあります。
この時には
足底筋が
ほんの少し
収縮します。
そして
膝関節と
股関節が
屈曲し始めます。
イニシャル・スイング
PSwが終わると
次に来るのは
イニシャル・スイング(ISw)
になります。
ISwの時点では
片方の脚と足が
身体の重心より
後ろ側にあります。
ISwはこの遅れを
取り戻そうとしている
時期になります。
身体の動きとしては
足関節が背屈
股関節と膝関節は屈曲
しています。
ミッド・スイング
MSwが始まると
脚と足を
前に引く動作が
始まります。
この時には
足関節は
ニュートラルな
状態になります。
そして
股関節と
膝関節は
さらに屈曲
する事になります。
こうする事によって
爪先が
身体の下を
通り過ぎる時に
地面を
こすらない様に
調整してるんです。
そしてここから更に
股関節を
屈曲していく事で
足をより前方へ
移動させていきます。
ターミナル・スイング
TSwは
立脚相の始め
歩行周期で言うと
ICに備える
時期になります。
脚と足に
ブレーキをかけて
脚が想像以上に
前に行き過ぎない様に
調整します。
関節の動きは
足首はニュートラル
膝関節は伸展
股関節は屈曲
になります。
更に
ハムストリングスが
遠心性収縮する事により
脚はそれ以上前に
行く事が出来なくなります。
歩行周期
立脚相と遊脚相について
話したところで
正しい歩き方を
する為には
一つの歩行周期で
3つの重要な
任務がある事を
話しておきます。
3つの任務
一番初めは
荷重応答
です。
これは脚が
地面に接した時
つまりICの時に
起こります。
二つ目は
単脚支持期
です。
これは立脚相で
体重を移動する時に
起こります。
三番目は
脚を前方に振り出す
事です。
これは遊脚相で
脚の前進のために
起こります。
支持期
一つのストライドの中に
片脚もしくは両脚が
地面から離れる時があるのは
言うまでもありません。
両脚支持期
両脚が地面に
着いている時期を
両脚支持期
と呼びます。
両脚支持期は
歩行周期の
立脚相の間に
2度起きます。
そしてそのどちらも
歩行周期の
10%を構成しています。
単脚支持期
そして片脚が
地面に着いている時期を
単脚支持期と呼びます。
こちらも
歩行周期に
2度起きます。
そのどちっらも
歩行周期の
30%を構成しています。
非支持相
両脚が地面から
離れているのは
非支持相
と呼びます。
または
中空相
とも呼ばれる
この層は
走る時や
ジャンプする時に
起きる相です。
ただこの層は
歩行のプロセスでは
存在しません。
最後に
どうでしたか?
今回は
遊脚相について
でした。
この完全な
立脚相と
遊脚相を
覚えておく事は
歩行を分析する時に
とても役に立ちます。
ただし前回も
言いましたが
ここから
外れているから
異常があるとは
限らないので
そこは注意してくださいね。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)