アルディピテクス属の身体的特徴  地上に降りた類人猿②

進化バナシ㉖

 

 

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

 

今回は

前回に続いて

アルディピテクスの

お話になります。

 

 

 

前回の話はこちら 

アルディピテクス・ラミダス  地上に降りた類人猿①  

 

 

 

今回は

アルディピテクスの

手足や食べ物について

お話していきたいと

思います。

 

 

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

前回の骨盤同様に

アルディの手足には

独特な特徴が

見られます。

 

 

 

それは

チンパンジーにも

人類にも似ていない

 

かといって

その中間的な状態

 

という訳でも

ないんです。

 

 

 

アルディの長い指

木の上で枝を

しっかり掴めるように

湾曲しています。

 

 

 

ただチンパンジーよりも

手のひらは短く

 

さらに

手首の可動域が

広いです。

 

 

 

移動

 

 

アルディは

 

ナックウォーキング

木の枝に掴まっての移動

 

チンパンジーとは違い

上手には出来なかった

と考えられています。

  

 

 

その代わりに

太い枝の上で

 

手のひらを

つきながら歩いた

のかもしれません。

 

 

 

 

 

アルディの

意外な解剖学的特徴は

足にも見られます。

 

 

 

足の親指が手の様

になっています。

 

 

 

つまり

他の指から

離れて伸びていて

 

残りの指と

向かい合わせに

なっています。

 

 

 

この特徴は

木の枝を掴むのには

適していますが

 

直立歩行には

向いていないんです。

 

 

 

性的二型

 

 

アルディピテクス・ラミダスは

性的二型の

度合いが小さいです。

 

 

 

オスはメスよりも

僅かに多きいだけで

 

その差は

現生人類や

チンパンジーと

 

同じ程度だと

考えられています。

 

 

 

身体の大きさは

ゴリラや

オランウータンに

 

比べると

ずっと小さいです (-_-;)

 

 

 

オスの犬歯も

メスより少し

大きいだけです。

 

 

 

このように

性的二型の度合いが

小さい事は

 

オス同士が

メスを巡って

争うことがない

社会構造

 

示しています。

 

 

 

この事からも

彼等が

 

アルディピテクス・ラミダス

(地上に降りたホミニンのルーツ)

 

と呼ばれる所以でしょうね (*’▽’)

食べ物

 

 

エチオピアの

アラミスにある

 

化石が埋まっていた

推積物を調べると

 

約440年前のもの

と推定されました。

 

 

 

推積物の中からは

動物や植物の遺物

大量に見つかりました。

 

 

 

ラミダスと一緒に

見つかった

動物の中には

 

木の葉を食べる

サルなどの

 

森にすむ

哺乳類。

 

 

 

または

樹木の多い

環境を好む

 

クジャクやオウムなどの

鳥類もいました。

 

 

 

また同じく

イチジクやヤシの木の

種も見つかっていました。

 

 

 

また彼らは

主に果実やなどの

 

森で取れるのを

食べている事が

分かっています。

 

 

 

他にも少量ですが

イネ科やカヤツリグサ科

植物も食べて

いたようです。

 

 

 

最後に

 

 

どうでしたか?

 

 

 

今回は

アルディピテクス・ラミダス

についてのお話でした。

 

 

 

じつはアルディピテクス属には

もう一つ

 

アルディピテクス・カダッバ

 

というのがいます。

 

 

 

次回はガダッバについて

お話させていただきます。

 

 

 

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

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