アナメンシス  アファレンシスとの繋がり 

進化バナシ㊸

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

 

今回は

アウストラロピテクス・

アナメンシス

についての続きです。

 

 

 

前回のアナメンシスについてはこちらから

アナメンシス  最古のアウストラロピテクス

 

 

 

今回は

アナメンシスと

他のヒト族との関係性

を見ていきたいと思います。

 

 

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

 

手首

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

 

 

 

手首の骨の1つに

有頭骨という

骨があります。

 

 

 

その有頭骨の形状から

アナメンシスは

 

 

 

手の親指と残りの指の間で

モノを掴むことが出来なかった

ことが分っています。

 

 

 

これは化石で発見された

類人猿や現生類人猿と同じです。

 

 

 

またこれ以降に登場する

アファレンシスなどとは

異なる特徴です。

 

 

 

しかしアファレンシスと

似ている部分もあります。

 

 

 

それは前腕の橈骨です。

 

 

 

さらに橈骨と

舟状骨と月状骨の関節面

似ているそうです。

 

 

 

そしてアナメンシスは

現生人類よりも

長い腕を持っていた

ことも分かりました。

 

 

 

また長い腕から

ナックルウォーキング

していたと考える

研究者もいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アナメンシスは

丈夫な指骨と中手骨

持っていいたようです。

 

 

 

また長い中節骨

持っていました。

 

 

 

これらの特性から

アナメンシスは

樹上生活をしていた

考えられています。

 

 

 

ですが脛骨からの形状から

2足歩行をしていたのは

間違いないので、

 

 

 

ここからは

私の想像ですが、

 

 

 

アナメンシスは

現在のオランウータン

のような生活様式

 

 

 

だったのではないかと

思っています。

 

 

 

 

 

 

食事

 

 

アナメンシスの歯の

炭素同位体の値は

森にすむチンパンジーや

ゴリラと同じでした。

 

 

 

この事からアナメンシスは、

 

 

 

主に果実や灌木の食べられる部分と

ごく少量のサバンナに生える

イネ科などの植物

 

 

 

だけを食べていた

と考えられています。

 

 

 

またカナポイで見つかった

ホミニンの化石の

ほとんどに肉食動物による

損傷の跡がありました。

 

 

 

つまり彼らの骨は

捕食動物や清掃動物に

齧られていたことも

分かります。

 

 

 

 

 

 

進化

 

 

アナメンシスにみられる

進化した解剖学的特徴は

全てアファレンシスにも

見られます

 

 

 

この事は

アナメンシスが

アファレンシスの

直接の先祖である可能性が高い

という事になる。

 

 

 

カナポイ(420~417万年前)

アリア・ベイ(390万年前)

で見付かったアナメンシスと、

 

 

 

ラエトリ(370~350万年前)

ハダール(340~300万年前)

で見付かったアファレンシスは

 

 

 

同じ進化の系統にあるように

考えられる。

 

 

 

エチオピアの

アファール地方の

中央部にある

 

 

 

ウォランソ・ミルで見付かった

およそ380~370万年前の化石は

 

 

 

この二つの中間的な特徴

持っています。

 

 

 

ですがどちらかといえば

アファレンシスより

アナメンシスとの

共通点が多いです。

 

 

 

この事から

アナメンシスは

アファレンシスの

初期の形態であって、

 

 

 

両者の境界は

はっきりしたものではない

と考える研究者もいます。

 

 

 

 

 

 

どうでしたか?

 

 

 

アナメンシスは

最古のアウストラロピテクス

でした。

 

 

 

しかし、 

生活様式を考えると

現生人類よりも

現生類人猿に近い

ような気がします。

 

 

 

こういう種の繋がりを

感じる瞬間が

 

 

 

個人的には

ロマンを感じる瞬間で

 

 

 

とても面白いと

感じるんですよね (*’▽’)

 

 

 

それでは今回はここまで。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

最新情報をチェックしよう!