ヒトには体毛がない  大型類人猿とヒトの違い

進化バナシ㉛

 

 

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

 

今回は

大型類人猿と

ヒトの違い

についてお話したい

と思います。

 

 

 

ここで言う

大型類人猿とは

 

オランウータン

ゴリラだけではなく

 

チンパンジー

ボノボ

を指します。

 

 

 

大型類人猿についてはこちらは

サルもヒトもみな同じ!

 

 

 

知っている方も

多いと思いますが

チンパンジーと

ヒトのDNA配列は

約96%が一致

しています。

 

 

 

ただこの4%の違いが

大きいか小さいかは

個人によって見解が

分かれると思います (;’∀’)

 

 

 

そんな近いようで遠い

大型類人猿たちと

ヒトの違いは

何なんでしょうか?

 

 

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

 

 

 

 

5つの違い

 

 

ヒトと大型類人猿の違いは

大きく5つあるといわれています。

 

 

 

1、体毛がほとんど無い

 

2、常時2足歩行する事

 

3、唸り声で言葉にできる事

 

4、遊び好き、大人でも子供のように遊ぶ。

 

5、頭が良い

 

 

 

以上の5つです。

 

 

 

ここでこれも条件に

当てはまるの?

 

と思うのが

4番だと思います。

 

 

 

ゴリラやチンパンジーなんて

大人になっても

遊んでんじゃないの?

 

と思うかもしれませんが

とんでもないです (; ・`д・´)

 

 

 

チンパンジーは

大人になると

 

そのグループ内での

権力闘争が

半端じゃないんです。

 

 

 

常に周りの仲間が

どんなたくらみを

持っているか

警戒してなくては

いけない世界なんです。

 

 

 

まさに

仁義なき戦い

なんですよ (;’∀’)

 

 

 

 

 

 

 

 

類人猿やサル

それとヒトを

並べた時に気づくのは

毛の有無だと思います。

 

 

 

ヒトの体表面には

毛はほとんどありません。

 

 

 

もちろん

胸や顔、尻に

毛が生えていない

霊長類もいますが

 

ヒトは

頭、腋窩、性器以外

全てむき出しです。

 

 

 

その為

遠くから見ても

すぐ人と分かります。

 

 

 

それほど

毛が無いという事は

ヒトの大きな目印なんです。

 

 

 

無毛の
進化

 

 

ではなぜ人は体毛を

無くしたんでしょうか?

 

 

 

ここで想像力を

働かせて

原始の動物に

なってみましょう。

 

 

 

原始の動物になったあなたは

一匹の動物を見つけます。

 

 

 

その動物は

 

全身が毛に

覆われておらず

 

なおかつ

後ろの

2本の脚のみで

直立に立つ

 

何とも奇妙な動物です。

 

 

 

これはかなり

目立つと思います。

 

 

 

ですがこの目立つ

という行為が

無毛の最大の目的ではと 

考えられています。

 

 

 

もっと言えば

伸びに伸びた頭髪と

同じく伸び切った髭を

セットで考えるとかなりの

インパクトがあります。

 

 

 

それが集団でいたと考えると

他の類人猿やサルとは

掛け離れた印象を

受けるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

無毛に
よって
得たもの

 

 

では無毛になったことで

得たものとは

目立つこと以外では

無かったんでしょうか?

 

 

 

そうではありません。

 

 

 

ヒトは毛を失った代わりに

得たものもあります。

 

 

 

その一つが

汗腺

です。

 

 

 

ヒトは毛を失う代わりに

皮膚の汗腺を

発達させていきました。

 

 

 

これがヒトにとって

かなりの恩恵を与えます。

 

 

 

例えば暑さの

厳しい土地でも

身体の熱を上手く

発散できることが

出来ます。

 

 

 

ちなみに

毛に覆われていると

体内の熱を発散すること

が出来ません。

 

 

 

イエイヌなどは

足の裏にしか

汗腺が無いので

 

最近の日本の夏は

本当に犬にとっては

苦しいと思います。

 

 

 

次に狩りを行う時

とても役に立ちます。

 

 

 

人間の身体能力は

野生動物に比べると

 

劣るように

思われがちですが

そんな事はありません。

 

 

 

例えばネコ科の

動物の様に

 

短時間の内に

勝負を決するような

狩りは

 

人間に向いていない

のは確かです。

 

 

 

ヒトの狩りは

オオカミのよう

長期間の持久戦

得意とします。

 

 

 

獲物を長い間

追いかける時の

移動手段は

当然走るです。

 

 

 

その時の

身体内部の熱を

発散させるのにも

汗腺は役に立ちました。

 

 

 

 

 

 

また、私たちの祖先は

水に親しんでいた

言われています。

 

 

 

毛皮を脱いだことにより

体の線も

水になじみやすくなった

と思います。

 

 

 

何より

習慣的に

水に入っていれば

寄生虫も

洗い流せます

 

 

 

このような

要因が働いて

ヒトは体毛を

失っていったと

考えられています。

 

 

 

またそれらを強みに

進化させていく事により

進化の方向性を

決定付けたと考えられます。

 

 

 

どうでしたか?

 

 

 

今回は

ヒトと大型類人猿の

違いについてでした。

 

 

 

残りの4つについては

また今度話していきます。

 

 

 

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

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