サヘラントロプスチャデンシスの特徴
チンパンジーとの違いは
2足歩行と犬歯

初めに

こんにちは!そして初めまして!動物バナシの管理人、ユーイチです。

今回は最古のホミニンであるサヘラントロプス・チャデンシスは2足歩行をしていたのか?について話していきたいと思います。

実は二足歩行というのはいつから始まったのか、どのようにして始まったのか未だに分かっていないんです。

その為、このサヘラントロプスが2足歩行をしていたとなれば、二足歩行という移動様式は700万年前には既に獲得していた事になります。

その為、今回はサヘラントロプス・チャデンシスの現在分かっている事から移動方式を推察していきたいと思います。

それでは早速行ってみましょう。

サヘラントロプス・チャデンシスについてはこちらから

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サヘラントロプス・チャデンシスがホミニンであるという証拠

サヘラントロプスが2足歩行をしていたとなれば、我々の2足歩行の起源がまた1つ分かる事になります。何故ならばサヘラントロプスは現在最古のホミニンと考えられているからです。

ちなみにホミニンとは分類学で言うところのヒト族です。

ホミニンやヒト属についてはこちらをどうぞ

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ですがそれはサヘラントロプスが、ホミニンであった場合になります。では何故サヘラントロプスは、ホミニンに属すると考えられているのでしょうか?

その最大の決め手は、前歯なんです。出土した歯には類人猿よりも犬歯が小さく、先端がすり減っていたという事が分かりました。

さらに下顎の犬歯と小臼歯の間に隙間がありませんでした。どういう事かというと、チンパンジーなどの類人猿には大きな犬歯(牙)があるんです。

さらに下顎にはその犬歯を収めるために、犬歯と小臼歯の間に隙間が空いていて犬歯が当たらないようになっているんです。

これをホーニング型犬歯小臼歯複合体というのですが、サヘラントロプス・チャデンシスには、この複合体は見当たりませんでした。

ホーニング型犬歯小臼歯複合についてはこちら

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この事により、サヘラントロプス・チャデンシスはホミニンに属するとされていたのです。

サヘラントロプスは2足歩行をしていたのか?

サヘラントロプスがホミニンに属するとなると気になるのは、この種がどのように移動していたかです。つまり、サヘラントロプス・チャデンシスが直立2足歩行していたかどうかです。

しかし、発見されているのは頭部と歯の化石のみなので、残念ながらその証拠となりうる頭部以外の骨はありません。

そこで、調べられたのが頭蓋骨の基底部でした。基底部とは頭蓋骨の下の部分です。

初めにトゥーマイの頭蓋骨をCTスキャンして、データ上で完全な頭蓋骨を復元させます。その復元された頭蓋骨によって分かったことは、サヘラントロプスの大後頭孔はチンパンジーよりも前方にあるという事です。

ちなみに大後頭孔とは、脊髄神経が通る大きな穴の事です。

矢印出さしてあるところが、人間の大後頭孔。
ここから脊髄が通る。
出典:Wikipedia

大後頭孔が前方にあるとは、どういう意味を持つか説明します。

チンパンジーの移動様式は、ゴリラと同様のナックルウォークです。

ゴリラのナックルウォーク

このナックルウォークで移動する場合、大後頭孔が人間と同じように基底部の中央にあると下を向いて歩くなります。

ゴリラの大後頭孔。
人間と比べると後ろの方に位置している。
出典:Wikipedia

逆に人間がチンパンジーと同じ位置に大後頭孔がある場合では、2足歩行で歩く時に顎を上に突き出している姿勢になってしまいます。

その為、サヘラントロプスの大後頭孔が前方にあるというのは、二足歩行をしていた証拠と言えると思います。少なくとも、ナックルウォークを基本の移動方法とはしていなかったと考えられます。

最終的な結論は出ていない

結局のところサヘラントロプスは2足歩行をしていたのでしょうか?最初に言った通り、この問題の結論はいまだに出ていません。

ただ、私個人で言えばサヘラントロプスは2足歩行をしていたと思います。理由としては、やはり大後頭孔の位置です。

骨格はその生物の動きに準じて形を変えていきます。つまり骨格が変わるというのは、その骨格が変わってしまう動きを日常的に行ってきたと考えられます。

そうだとすると、ナックルウォークを日常的に行っていた場合では大後頭孔の位置は変化せず、チンパンジー等の類人猿の頭蓋骨と見分けがつかなと思います。

本来で言えば、脚の骨の化石が見つかりそれをもとに推察するのが良いのですが、残念ながら2002年以降新たなサヘラントロプスの化石は見付かっていません。早く新たな化石が見つかる事を願っています。

それでは今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました (*’▽’)

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