こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチと言います。
今回は最初の霊長類である
プルガトリウスと
そこから霊長類が
繁栄していくところの話です。
霊長類登場!
今から約6500万年前に
地上の覇者恐竜が絶滅しました。
そこから生き延びた哺乳類から
サルの仲間が登場します (‘◇’)ゞ
もっとも古い霊長類だと
考えられているのは
プルガトリウス
と呼ばれている
ネズミそっくりの生き物です。
ただ見た目はネズミでも
中の骨格がサルに近かったので
もっとも古い霊長類
と呼ばれています。
見た目はネズミ!中身はおサル!
そんな最古の霊長類である
プルガトリウスは
体長は10㎝程で
大型の恐竜や鳥類からの
捕食を避けるために
夜行性であったと
考えられています。
木登りが得意で果物や
昆虫をなどを食べていた
と考えられています。
化石は北アメリカや
ヨーロッパなどで
発見されています。
プルガトリウスからの二つの道
最古の霊長類である
プルガトリウスから
大きく分けて二つの系統に進化
していったと考えられています。
その二つの道とは
- 真猿類の直接の先祖と考えられているショショニアス
- 原猿類の直接の祖先と考えられているノタルクトゥス
この頃から原猿類と
真猿類に大きく分かれて
その後に沢山の
霊長類の種が枝分かれしていきます。
真猿類の祖、ショショニアス
後の真猿類につながる
ショショニアスは
顔が平面になって
両目が前向きにつきました。
その為、視界が狭くなりましたが
代わりに立体視が出来る
ようになったといわれてます。
目が横についていたころに比べて
距離感がつかみやすくなり
木から木へ自在に飛び
移れるようになったんです (^^)v
- 両目が前向きになっている
- 顔が平面的である
- 立体視が出来るようになり物と物との距離感がつかみやすくなる
- 捕食動物や霊長類にみられる
目の進化についてはこちらから
「ツバメの眼と盲点」 実は目は欠陥品?
原猿類の祖、ノタルクトゥス
真猿類の祖先にあたるのが
ショショニアスなら
原猿類の祖先にあたるのは
ノタルクトゥスです。
原猿とは、霊長類の中でも
原始的な特徴を持つ
サルの事を言います。
今のでいうと
マダガスカル島に生息する
キツネザルが有名です。
(ちなみに東武動物公園ではワオキツネザルの
檻に入って生で見られますよ (*’▽’) )
ノタルクトゥスは
体長40㎝程度で
現存種のキツネザルによく似た姿
だったそうです。
特徴は
モノを握る事が出来る手足の指
長いしっぽです。
指の骨格が進化した結果
木から木へ飛び移るなど
敏捷性に優れた運動能力を
獲得したと考えられています。
- 原始的な特徴を残したサル
- 立体的な顔と長いしっぽ
- 夜行性が多い
キツネザルについてはこちら
曲鼻猿亜目
コビトキツネザル
どうでしたか?
今回は最古の霊長類から
その後の霊長類の
大きな二つの祖先についての話でした。
最初のネズミのような霊長類から
僕たちのような
ホモ・サピエンスになるまで
実に6500万年近くの時間が
流れるんですよね。
そう考えると本当に進化って
神秘的な現象だと思います (*^^*)
では今回はこの辺で。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
人類の進化についてはこちらから
最古の人類はサヘラントロプス・チャデンシス?その発見が歴史を変えた話。
ヒトには体毛がない 大型類人猿とヒトの違い