最初の哺乳類アデロバシレウス。
見た目はネズミ?
最初の哺乳類はいつ誕生したのか。

人類の進化 1

こんにちは!そして初めまして!動物バナシの管理人、ユーイチです。

今回は一番最初の哺乳類の話をしたいと思います。

私たち人間は哺乳類に属しています。また、私達の身近な動物の犬や猫も同じ哺乳類です。

大きな共通点としては、身体が左右対称で頭とお尻があり、4つの四肢がある事です。これを聞くと、生き物って全部そうでしょ?と思うかもしれませんが、例えばヒトデやウニなどは、身体の構造は全く違います。

人間・犬・ネコ全て哺乳類

参照:unsplash

そして哺乳類は言葉通り、お乳によって育ちます。

例外としてはカモノハシは哺乳類ですが、卵で産まれます。

逆に言えば、それ以外は哺乳類とは呼びません。では、そんな哺乳類の一番最初とは、どのような生き物だったのでしょうか?

それでは早速行ってみましょう。

哺乳類と恐竜は一緒に暮らした

ライオンやシマウマも哺乳類ですが、当然私たち人類も哺乳類の一員です。

ここで1つ質問です。そんな哺乳類はいつからこの地球上にいると思います?

なんとなくのイメージとして、恐竜が絶滅してから登場したよう感じがありませんか?確かに今のように地上が、哺乳類に支配されたのは恐竜が絶滅して以降なのは間違いありません。

でも、哺乳類がこの地上に誕生したのは恐竜が登場したすぐ後の事なんです。 

つまり恐竜と哺乳類は長い間、一緒に過ごしていた(共存)のです。

地上の覇者恐竜!

ここで恐竜について少し話をしたいと思います。 驚くほど大雑把に言うと大昔にいた大型の爬虫類と言ったところでしょうか。

では、その恐竜はいつからこの地球上に住んでいたのでしょうか?恐竜が登場したのは、今から約2億5000万年前の三畳紀と呼ばれていた時代です。

驚くほど太古の昔すぎて、僕は全くその長さが想像つきません。僕みたいな凡人では、これほどの時間の流れは、完全に想像のキャパを越えます。

二億年の恐竜時代

二億年前の地球では、今の世界地図のような形の大陸はありませんでした。代わりにあったのが、超巨大な大陸「パンゲア」です。

すべての大陸が一つになった「パンゲア」

参照:Wikipedia

しかし丁度その時期に、大きな環境変化が起こり多くの生物が環境の変化に耐えきれずに絶滅していきました。

そんな厳しい環境を生き抜き、この地上を支配した生き物達が恐竜というわけです。恐竜が地上を支配していた時代は、約1億6000万年間も続きます。

人類が誕生したのが700万年前さらに僕達のような、現生人類(ホモ・サピエンス)が誕生したのは約25万年前。 

最古の人類についてはこちら

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恐竜がいかに桁外れな時間、この地球上を支配していたかがこれだけでも何となく分かりますよね。

哺乳類の先祖単弓類!!

哺乳類の祖先となったのは約3億年前に登場しました。 分類は単弓類と言います。

ちなみに爬虫類側の祖先は竜弓類または双弓類と言います。

ただし哺乳類の祖先といっても、この頃の単弓類は見た目はトカゲと変りません。この単弓類と竜弓類は、両生類(今のカエル)から分かれたと考えられています。

単弓類として有名なディメトロドン
出典:Wikipedia

単弓類はその後、色々なグループに進化していきました。その中の一つのグループが哺乳類になっていくのです。

ですが現在の哺乳類とは違う特徴を持っていたので、哺乳類ではなく哺乳形類と呼ばれています。

その哺乳形類は、約2億2000万年前に登場したとされています。

最初の哺乳類として有名なアデロバシレウスも哺乳形類に属しています。

最古の哺乳類として有名な
アデロバシレウス
出典:Wikipedia

最古の哺乳類と呼ばれる理由

最古の哺乳類として有名なのが、先程も登場したアデロバシレウスです。

約2億2500万年前に生息していたと考えられています。

アデロバシレウスは、体長が10㎝~15㎝程度で夜行性、主に昆虫を食べていたと考えられています。

ではなぜ最古の哺乳類と呼ばれているのでしょうか?

それはアデロバシレウスの頭蓋骨に哺乳類の特徴が見られたからなんです。

その特徴の一つとして、哺乳類には眼窩に視神経孔が開いているんですが、その特徴がアデロバシレウスにもあったのです。

これは哺乳類以外の獣弓類には見られない特徴である為、アデロバシレウスが最古の哺乳類と呼ばれることになったのです。

哺乳類は数が多かった!

本物の哺乳類が登場したのは約2億年前といわれています。

当時は地上は恐竜たちが支配していたのですが、当時の哺乳類は数の上では恐竜に勝っていたと考えられています。

ただ、その当時の哺乳類の大きさは、大体ネズミくらいの大きさで、大型の種でも体長30~40cm位のネコ位の大きさだったと考えられています。

その後も哺乳類達は、恐竜が絶滅するまで体を大きくすることはありませんでした。

小さくても逞しい !!

実は生命が誕生してから生物の大量絶滅は5回起きたといわれています。そして哺乳類はその内の2回大量絶滅に遭遇しています。

1度目の大量絶滅

1度目は今から2億1000万年前に起きています。その頃は、中世代三畳紀と呼ばれています。

原因は現在のカナダに巨大隕石が落下したのではないかと考えられています。その時には全生物の約79%が絶滅したと考えられています。

そして哺乳類はその生物大量絶滅の危機にに耐えましたが、その時に同じく大量絶滅を乗り越えたのが恐竜だったのです。

2度目の大量絶滅

次の大量絶滅は約6550万年前に起きます。原因はユカタン半島に巨大な隕石が落下したという説が有力です。

そう一度目と同じです( ゚Д゚)

この時には全生物の約70%が絶滅したと考えられています。この時の絶滅によって長い間、地球上の覇者であり続けた恐竜が絶滅しました。

そして覇者になる

2度目の大量絶滅で恐竜が絶滅しました。その後に地上の覇権を握ったのが哺乳類です。恐竜がいた時代の哺乳類は、夜間に行動したり地中を生活の拠点にしたりと恐竜の影におびえて暮らしていました。

恐竜が絶滅したことにより活動の範囲を広げる事に成功しました。

そして哺乳類たちは、多種多様な種へと変化していくのです。

終わりに

どうでしたか?

大まかに哺乳類が誕生しこの地上を支配するまでの話をざっくりとしました。

話のスケールが大きすぎて時間の感覚が付き辛いですよね(^_^.)

そういう所が進化についての魅力の一つだと思うんですけどね!

こんなスケールの大きい話を考えてると、日常の悩み事なんて本当に小さく思えます。

それでは今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました (*’▽’)

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