進化
バナシ㉗
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
前回までは
アルディピテクス属の
ラミダスの話を
してきました。
アルディピテクス・ラミダス
についてはこちら
アルディピテクス・ラミダス 地上に降りた類人猿①
アルディピテクス属の身体的特徴 地上に降りた類人猿②
今回はもう一つの
アルディピテクス属
アルディピテクス・カダッバ
についての
お話をしたいと思います。
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
一族の
祖先
アルディピテクス属に
属する種は
2種類います。
一つ目が前回の
アルディピテクス・ラミダス
もう1つは
アルディピテクス・カダッバ
になります。
このアルディピテクス・ガダッバは
アファール語で
地上に降りた
一族の祖先
という意味に
なるそうです。
発見したのは
古人類学者の
ヨハネス・ハレイ=セラシエが
2004年に発見しました。
発見場所は
ラミダスと
同じ場所の
エチオピアの
アワシュ川中流域でした。
ここの5か所ある
発掘現場で
下顎の一部
歯
頭部以外の骨
が発見されました。
そのほとんどが
580~560万年前のもので
近くの別の場所で
発見された
足の指の骨は
520万年前のもの
と推定されています。
ラミダスが
440万年前と
推定されているので
カダッバは
約100万年前に
生息していたこと
になりますね (*’▽’)
2足歩行
カダッバも
他のホミニンと
同じように
2足歩行をしていたと
考えられています。
その根拠として
後の2足歩行する種と
同じように
足のつま先の骨の
関節面が上を向いている
からなんです。
歯
カダッバの歯は
ラミダスの歯より
原始的です。
このガダッバには
ホーニング型犬歯小臼歯複合体が
残っているんです。
ただし、その形は
少し変化し始めている状態
に見えるそうです。
その他には
一緒に出土した
動物の化石から
カダッバは
川か湖に近い
樹木に覆われた場所
で暮らしていたそうです。
系統樹
での位置
実はアルディピテクス属には
研究者たちを
悩ませている問題が
あるんです。
それは
人類の進化の系統樹での
アルディピテクス属の
位置を決めかねている
という問題です (;’∀’)
例えば
アウストラロピテクス属の中で
最も古い時代に存在した
アウストラロピテクス・
アナメンシスの祖先
と考える研修者もいます。
そうかと思えば
進化の系統樹における
アルディピテクス属の枝は
その先で途切れた
と考える研究者もいます。
はたまた
別の類人猿グループと
近い関係にある
と言いう議論まで
あるんです ( ゚Д゚)
最後に
どうでしたか?
今回は
アルディピテクス・カダッバ
についてでした。
先程、議論の中には
アルディピテクス属が
別の類人猿のグループ
と近いのでは?
というのがあると
話しました。
仮に
アルディピテクス属が
類人猿に属するとしましょう。
そうすると
アルディピテクス属と
後の人類に
共通する
解剖学的特徴は
2つの系統で
別々に発達した
という事になるんです (; ・`д・´)
はたして
アルディピテクス属は
いったいどっちの
系統に近いんでしょうかね?
今後、研究が進んで
その問題が解決する時が
来るんでしょうか?
楽しみに待つことにします (*’▽’)
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)