アルディピテクス・カダッバ  地上に降りた類人猿③

進化
バナシ㉗

 

 

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

 

 

 

前回までは

アルディピテクス属の

 

ラミダスの話を

してきました。

 

 

 

アルディピテクス・ラミダス

についてはこちら

アルディピテクス・ラミダス  地上に降りた類人猿①  

アルディピテクス属の身体的特徴  地上に降りた類人猿②

 

 

 

今回はもう一つの

アルディピテクス属

 

アルディピテクス・カダッバ

についての

お話をしたいと思います。

 

 

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

一族の
祖先

 

 

アルディピテクス属に

属する種は

2種類います。

 

 

 

一つ目が前回の

アルディピテクス・ラミダス

 

もう1つは

アルディピテクス・カダッバ

 

になります。

 

 

 

このアルディピテクス・ガダッバは

アファール語で

 

地上に降りた

一族の祖先

 

という意味に

なるそうです。

 

 

 

発見したのは

古人類学者の

 

ヨハネス・ハレイ=セラシエが

2004年に発見しました。

 

 

 

発見場所は

ラミダスと

同じ場所の

 

エチオピア

アワシュ川中流域でした。

 

 

 

エチオピア

 

 

 

ここの5か所ある

発掘現場で

 

下顎の一部

 

 

頭部以外の骨

 

が発見されました。

 

 

 

そのほとんどが

580~560万年前のもので

 

近くの別の場所で

発見された

足の指の骨は

 

520万年前のもの

と推定されています。

 

 

 

ラミダスが

440万年前

推定されているので

 

カダッバは

約100万年前に

 

生息していたこと

になりますね (*’▽’)

 

  

 

2足歩行

 

 

カダッバも

他のホミニンと

同じように

 

2足歩行をしていたと

考えられています。

 

 

 

その根拠として

 

後の2足歩行する種と

同じように

 

足のつま先の骨の

関節面が上を向いている

 

からなんです。

 

 

 

 

 

カダッバの歯は

ラミダスの歯より

原始的です。

 

 

 

このガダッバには

ホーニング型犬歯小臼歯複合体

残っているんです。

 

 

 

ただし、その形は

少し変化し始めている状態

に見えるそうです。

 

 

 

その他には

一緒に出土した

動物の化石から

 

カダッバは

川か湖に近い

樹木に覆われた場所

で暮らしていたそうです。

 

 

 

系統樹
での位置

 

 

実はアルディピテクス属には

研究者たちを

 

悩ませている問題が

あるんです。

 

 

 

それは

 

人類の進化の系統樹での

アルディピテクス属の

位置を決めかねている

 

という問題です (;’∀’)

 

 

 

例えば

アウストラロピテクス属の中で

最も古い時代に存在した

 

アウストラロピテクス・

アナメンシスの祖先

 

と考える研修者もいます。

 

 

 

そうかと思えば

 

進化の系統樹における

アルディピテクス属の枝は

その先で途切れた

 

と考える研究者もいます。

 

 

 

はたまた

 

別の類人猿グループと

近い関係にある

 

と言いう議論まで

あるんです ( ゚Д゚)

 

 

 

最後に

 

 

どうでしたか?

 

 

 

今回は

アルディピテクス・カダッバ

についてでした。

 

 

 

先程、議論の中には

 

アルディピテクス属が

別の類人猿のグループ

と近いのでは?

 

というのがあると

話しました。

 

 

 

仮に

アルディピテクス属が

類人猿に属するとしましょう。

 

 

 

そうすると

 

アルディピテクス属と

後の人類に

 

共通する

解剖学的特徴は 

 

2つの系統で 

別々に発達した

という事になるんです (; ・`д・´)

 

 

 

はたして

アルディピテクス属は

 

いったいどっちの

系統に近いんでしょうかね?

 

 

 

今後、研究が進んで

その問題が解決する時が

来るんでしょうか?

 

 

 

楽しみに待つことにします (*’▽’)

 

 

 

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

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