始めに
こんにちは!そして初めまして! 動物バナシの管理人
理学療法士&エボルファンクショニスト(Evolfunctionist)のユーイチと言います。
今回は外側眼つまり私たちの
眼の構造
についてお話ししたいと思います。
実は外側眼の基本構造は
全ての脊椎動物を通してほとんど同じ
なんですよ。
これも進化の大いなる歴史を考えると
少し意外ですよね。
それでは早速行ってみましょう (*^_^*)
眼球は包まれている
眼 球は複数の膜で包まれた
ピンポン玉みたいな構造をしてます。
ここでは外側を包む
2種類の膜を紹介します。
強膜
眼球の一番外側を包むのが
強膜
です。
これはとても頑丈な膜で
眼球の形を維持
しています。
前方から見ると
しろめ
に相当するのが強膜です。
角膜
眼球を横から見ると
眼球の先端部が少し突出している
のが分かると思います。
これが
角膜
です。
角膜は光が目に入ってくる
入口です。
その為
非常に透明度が高い
です。
この透明度を維持するために
血管も分布していない徹底ぶりなんです (^_^;)
ちなみに角膜は様々な原因で
混濁する事があります。
これを
角膜混濁(かくまくこんだく)
と呼びます。
この状態になると
視力が著しく低下
してしまいます。
この治療には
角膜移植
が行われる事が多いです。
移植と聞くと少し怖いですが
角膜は同種間では比較的簡単に出来る
のでそんなに心配する事は無いんです (^_^)/
この角膜移植を支援する機関として
角膜銀行(アイバンク)
があります。
眼球の中はどうなってる?
今度は眼球の内部を覗いてみましょう!
眼房水
ちょっと怖い想像ですが
角膜の周囲にハサミを入れてみましょう。
そうすると透明な液体が
流れ出てきます。
これを
眼房水
と呼びます。
この眼房水は
眼球内部の栄養供給
眼球内圧の維持
の役割を持っています。
ちなみに緑内障とは
この眼房水が過剰になると起こります。
虹彩
角膜を切り取ると
虹彩(こうさい)
が露出します。
これがいわゆる
黒目です。
この虹彩の色は人種によって異なります。
それは虹彩に含まれる
メラニン色素の量
が違う為なんです (*^_^*)
私達のようなモンゴロイド系の虹彩は
色素が多いので黒色か茶褐色の黒目になります。
逆に色素が薄いのが
ヨーロッパ系白人等です。
その為、彼らの虹彩は
栗色から青色になります。
また完全に色素が欠如している場合は
虹彩を走る血管の中の血液が透けて見えます。
そうすると目が赤く見えるのです。
白ウサギなどのアルビノ種の眼が
赤いのはこの為なんです。
終わりに
どうでしたか?
今回は眼球の構造の一部を
紹介させてもらいました。
少し解剖学的な話になっていしまいましたが
動物の事を知るには解剖学は外せないのでしょうがないですね (^_^;)
それでは今回も最後まで
お付き合い頂きありがとうございました!