不思議な仕組みの「反転眼」。
実は効率の良い作りだった!

始めに

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

理学療法士&エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今日は

反転眼

についてです。

脊椎動物の

網膜は

反転眼という

不思議な構造に

なっています。

何故不思議か

というと

この反転眼は

光を受け取る部分

一番奥にある

からです。

ではなぜ

そんな不思議な

 

構造に

なっているのか

 

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

 

 

反転眼?

先程、簡単に

触れましたが

反転眼とは

光を受け取る

部分が一番

奥にある

構造の目

の事です。

ここで一度

眼の構造を

見てみましょう (*’▽’)

 

 

国立開発研究法人 日本医療研究開発機構より

 

この図で分かるように

確かに視細胞=光受容部

光の入り口から遠く離れた

位置にある事が分かりますね。

 

 

視細胞が一番奥にあるので

網膜に到達した光は視細胞に

届くまでにその手前にある

多くの細胞に反射や吸収されたりして

僅かに残った光しか届かないんです。

 

 

効率の面から考えると

非常に不利な構造をしているんです。

 

 

脊椎動物以外での反転眼

 

無脊椎動物でこの反転眼を

採用している種類は例外的です。

 

 

無脊椎動物の眼についてはこちら

無脊椎動物の眼は様々な進化を遂げてきた!明暗視から方向視までの動物達の話

 

 

 

反転眼を

採用しているのは

 

扁形動物の

ポリセリスや

プラナリヤ

 

軟体動物の

ホタテガイなど

だけなんです。

 

 

 

殆どの

無脊椎動物

視細胞は

 

光の方向を

向いているんです。

 

 

 

採用の理由

 

何故、脊椎動物は一見すると

不合理に思われる反転眼を

採用したのでしょうか?

 

 

その理由は

こう考えられています。

 

 

例えば

視細胞が光を受けやすくするために

網膜の表層にあった場合、

 

色素上皮細胞の代わりに

視細胞の世話をするのもが

必要になります。

 

 

色素上皮細胞についてはこちら

https://sisimaru81.com/retina

 

 

 

そのお世話係が

網膜と硝子体との

間にあって

 

網膜の内表面

覆てしまったら

 

光を受容する

効率

 

現在の反転眼より

さらに悪くなる

可能性があります。

 

 

 

その為

高度に網膜が 

発達した

 

脊椎動物の

視覚器は

 

反転眼を

選択した

と考えられています。

 

 

 

最後に

どうでしたか?

今回は反転眼に

ついてのお話でした。 

まとめると

反転眼は・・・

光受容気が奥にある

 

光を受け取る効率が悪い

 

ただ仮に他の形を

採用した場合

今よりも効率が

悪くなる可能性がある。

 

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

 

 

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