進化バナシ㉙
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人
理学療法士&
エボルファンクショニスト
ユーイチです。
今回はリトルフットについて
お話したいと思います。
今回のリトルフットとは
いわゆるあだ名で
本来は
アウストラロピテクスの一種
と考えられています。
このリトルフットが
有名になったの理由は
完全な骨格化石で
見つかったからなんです。
ただこれも最初のきっかけは
偶然が生み出したもので
これが見つかったのも
運命を感じてしまいます。
今回はそんな奇跡的な
リトルフットについてです。
それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ
偶然
リトルフットの発見に
繋がったのは
まさに偶然と
呼ぶべき物です。
1994年
古人類学者の
ロン・クラークが
倉庫に放置されていた
箱の中の化石を
見直していました。
もともとその箱に
入っていた化石は
南アフリカにある
スタークフォンティン洞窟群にある
シルベルベルグ小洞窟の
入口付近に積み上げられた
岩のかけらの中にあったものです。
すると、その中に
それまで見落としていた
ホミニンのと思われる
4つの小さな骨を見つけました。
この時に見つけた
4つの骨は
全て足の骨でした。
この時の発見が
ほぼ完全な
骨格化石の発見に
繋がっていくんです (*’▽’)
リトル
フット
クラークが足の骨を
発見した翌年に
その足に関する
報告を発表すると
骨の小ささから
リトルフットと
呼ばれるようになりました。
その骨から
推測される足は
踵は人類
爪先に向かうにつれて類人猿
この二つの特徴を
持っていました。
親指の形を見ると
人差し指などの
未発達の指とは
少し違う形をしている事が
推測出来ました。
この4つの骨が示すのは
木の枝を掴むことも出来て
二足歩行も可能な足だった
という事です。
2日
それから
さらに3年後
クラークは
「D18 オナガザル類」
と書かれた箱から
シルベルベルグ小洞窟の
サルの化石を探していました。
ところがクラークは
その中に
リトルフットの
ものと思われる
足の骨と
左右揃った脛骨の
足首側の端を
見つけたんです。
その内の片方は
綺麗に折れていたので
クラークは
採鉱の為の爆破で
折れたのだと考えました。
そこで2人の化石技師に
折れた右側脛骨の
復元模型を渡して
それに接合する
残りの部分を
探すように頼みました。
すると驚くことに
二人の化石技師は
たった2日で残りの骨を
見つけ出してきたのです。
転倒
クラークたちは
化石の周りの角礫岩を
取り除く行にかかりました。
丁寧に取り除いた結果
成人の骨格の大部分が
現われました。
見つかったのは
頭蓋骨
腕
手
右側の肩甲骨
右側の鎖骨
肋骨
脊椎
完全な骨盤
両脚
足の骨
と実に人体の90%以上の
骨があったのです。
化石を発見した状態の
姿勢では
仰向け
頭を右側に傾斜
左腕を頭上に伸ばしていた
拳は握られていて
てのひらが上を向いていた
左脚が右脚の上で
交差していた。
この姿勢から
この人物は
化石になる前に
坂を転げ落ちた
と推測されます。
そしてその後
地滑りが起こったため
骨格の一部が
違う高さのところに
埋まってしまった
と考えられます。
骨格がほぼ完全で
肉食動物に荒らされていないのは
本当に幸運だったといえます。
以上のような経緯で
リトルフットは
発見されました。
改めて考えても
本当に奇跡的な保存状態で
発見されたと思います。
それでは今回はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました (*’▽’)