初めに
こんにちは!そして初めまして!
動物バナシの管理人、ユーイチです。
今回は倍数と公倍数についてです。
倍数、公倍数と聞くと
難しそうな気がしますが
でも大丈夫です。
倍数と公倍数はとっても簡単です。
なので、これから一緒に理解していきましょう!
今回の狙いとしては、
- 倍数の意味を理解して、倍数が求められるようになる事
- 公倍数と最小公倍数の意味を理解して、その二つを求められるようになる事
- 連徐法の使い方を覚える事
この二つを目的にしていきます。
それでは早速行ってみましょう。
倍数と約数はセットで覚えましょう
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});こんにちは!そして初めまして!動物バナシの管理人、ユーイチです。今回は約数と公約数について[…]
倍数の意味を知ろう
問題
2の倍数と4の倍数を、小さい方から順にそれぞれ5個書きましょう。
ある整数(今回の場合は2と4)を1倍、2倍、3倍・・・のように整数倍した数の事を倍数(ばいすう)と言います。
2と4をそれぞれ1倍・2倍・3倍・4倍・5倍すると
$2・4・6・8・10$
$4・8・12・16・20$
になります。
なので、2の倍数を小さい方から順に5個書くと、
${2・4・6・8・10}$
4の倍数を小さい方から5個書くと、
${4・8・12・16・20}$
となります。
ここで注意して欲しいのは$0$は、倍数には入らないので、気を付けてください。
さて、ここで気付いたかと思いますが、実は倍数自体は掛け算と同じことです。
それを言い方を変えているだけ。
なので、難しい事は何もありません!
公倍数の意味を知ろう
問題
4と6最小公倍数を求めなさい
2つ以上の整数に共通する倍数を公倍数(こうばいすう)といいます。
そのうち最も小さい公倍数を最小公倍数(さいしょうこうばいすう)といいます。
まずは4と6の倍数を出していきましょう。
4の倍数・・・$4・8・12・16・20・24$
6の倍数・・・$6・12・18・24・30・36$
上により4と6の倍数で共通するのは$12$と$24$になるので
より小さい公倍数の12が$4$と$6$の最小公倍数になります。
連徐法を使ってみよう ①
最小公倍数を簡単に見つけるには連徐法(れんじょほう)という方法があります。
次はこの連徐法を使って問題を解いていきましょう。
問題
48と60の最小公倍数を求めなさい。
また48と60の公倍数の内、小さいほうから10番目の数を求めなさい。
上の問題のように数が大きく、また公倍数の何番目を求めようという問題の場合では、1つずつの倍数を求めていくのは大変です。
そこで、連徐法を使います。
右の図のように48と60を横に並べて、どちらも割り切れる整数で割り算をします。
その商(割り算の答え)を、同じようにどちらも割り切れる整数で割り算をしていき、これを割り切れなくなるまで続けます。
割った整数と残った商をすべてかけた積(掛け算の答え)が最小公倍数になります。
そうすると48と60の最小公倍数は
$2×2×3×4×5=240$
48と60の公倍数は、240ごとに出てくるので、240の倍数になります。
つまり公倍数は最小公倍数の倍数になっています。
よって、48と60の公倍数のうち小さい方から10番目の数は、240の倍数の10番目の数
$240×10=2400$
となります。
なので答えは、
最小公倍数・・・$240$
10番目の数・・・$2400$
になります。
連徐法を使ってみよう②
問題
8と12と18の最小公倍数を求めなさい。
3つの数の最小公倍数も連徐法で求める事が出来ます。
3と12と18を横に並べて3つの数全てで割りくれる整数で割っていきます。
これを3つの商すべてで割り切れなくなるまで続けます。
ここで注意点ですが、2つの最小公倍数を求める時と3つの最小公倍数を求める時では少し違いがあります。
3つ以上の最小公倍数を求める場合、3つの商全てが割り切れる整数が無くなっても、2つの商を割り切れる整数があればその整数で割り続けます。
割り切れ無くなった整数はそのまま下におろしていきます。
そして2つの商を割り切れる整数がなくなったら、割った整数と最後に残った商をかけた積が最小公倍数になります。
なのでこの答えは、
$2×2×3×2×1×3=72$
になります。
まとめ
どうでしたか?
今回の話をまとめると、
倍数とはある整数を1倍、2倍、3倍・・・にした数の事を、その整数の倍数という
公倍数とは2つ以上の整数に共通する倍数の事を公倍数という。
最小公倍数とは公倍数の内、最も小さい整数を、最小公倍数という。
最小公倍数を見つける場合には連徐法を使う。
それでは今回はここまで。 最後までお読みいただきありがとうございました。