耳の中にある大事な迷路!
膜迷路の仕組みについて詳しく説明します。

平衡聴覚器の進化 12

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今回は膜迷路について

お話ししたいと思います。

膜迷路とは殆どの人が

聞きなれない言葉だと思います。

膜迷路とは

骨迷路という複雑な形の骨と

全く同じ形の嚢(ふくろ)

事です。

そんな聞きなれない膜迷路ですが

これがとても大事なんです。

この膜迷路こそが私達が

バランスをとって立ったり

音を聞くことが出来る訳です。

それではそんな膜迷路について

話していきたいと思います。

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

膜迷路は液体で満たされている

膜迷路とはその名の通り

薄い膜で出来た嚢の事です。

その中には内リンパと呼ばれる

液体が入っているんです。

耳の解剖学についてはこちらから

実は知らない耳の中。耳の解剖学を簡単に説明します。

膜迷路の平衡感覚の部分

膜迷路の一番端からは

細い管状の半規管がループを

描くように飛び出しています。

半規管という言い方よりも

三半規管といえば知っている人も

多いんじゃないでしょうか?

その半規管の根元には

膜迷路の中央を占める

卵形嚢があります。

卵形嚢は球形嚢に続きます。

半規管

卵形嚢

球形嚢

まとめて平衡覚部といいます。

 

膜迷路の聴覚部の部分

球形嚢の先の部分は

動物の種によって違いがあります。

ラゲナ

基底陥凹(きていかんおう)

蝸牛管(かぎゅうかん)

になっています。

この3つの部分を

聴覚部といいます。

ラゲナ反を使う音源探査はこちら

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上の段 : 左から硬骨魚類、軟骨魚類、無尾両生類
下の段 : 左から爬虫類(カメ)、爬虫類(ワニ)、鳥類

膜迷路は古い部分と新しい部分が合わさっている!

平衡覚部は膜迷路の中でも

最も早い時期に出来た部分です。

その証拠に平衡覚部は

どの脊椎動物でもほとんど同じ形

しています。

その一方で聴覚部では

動物種による違いが大きいんです。

上部の平衡覚部は脊椎動物ではその構造は殆ど変わらない。
それに引きかえ、下の蝸牛管は種によって大きな違いがある。

これは聴覚部が歴史的に見て

新しい部分である証拠です。

つまり迷惑路は

古い平衡覚部と新し聴覚部が

合わさって出来ているんです。

迷惑路では

刺激を受容する感覚細胞が

特定の場所に集団をつくって

分布しています。

感覚細胞の集団を

感覚斑と呼びます。

そしてこれらの

迷惑路の感覚細胞は

魚の側線器と同じ

有毛細胞なんです

まとめ

どうでしたか?

今回の事をまとめると、

膜迷路は薄い膜で出来ている。

膜迷路は

古い平衡覚部と新しい聴覚部が

合わさって出来ている。

膜迷路の感覚細胞は

有毛細胞である。

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

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