ルーシーで有名なアファレンシス  アファレンシスの生活はどうだった?

進化バナシ58

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

今回は

アファレンシスの生活様式

についてお話しします。

ルーシーで有名なアファレンシスは

それ以前のホミニンの特徴と

それ以降のホミニンの特徴が

混在している種です。

ルーシーについての記事はこちらから

ルーシーで有名なアファレンシス   頭蓋骨と歯の話

ルーシーで有名なアファレンシス  二足歩行が可能だった下半身

それではどんな生活様式だったのか

早速行ってみましょう (*’▽’)

寝床

アファレンシスは二足歩行を

移動手段に取り入れていたと

考えられている種です。

もちろんそれ以前にも

2足歩行を行っていた種はいると

考えられています。

二足歩行を行っていた種はこちら

アウストラロピテクス・セディバ  セディバの解剖学的特徴

ですが寝る時には

オランウータンの様に

樹上で眠っていた

考えられています。

というのも、

アファレンシスには

木に登ったり

枝にぶら下がったりする

特徴が残っているんです

肩や腕、手首と手などに

その特徴を残していて

特に肩甲骨は類人猿のようで

我々の肩甲骨とは

大きく異なっています。

ではアファレンシスは

どのような時に樹上に

上がったのでしょうか?

それは食料を探す時

安心して眠る時です。

夜になると捕食動物を避けて

安心して眠るために

木の上に避難していたと

考えられています。

チンパンジーなどの類人猿は

樹冠に寝床を作ります。

樹冠に作られた寝床 出典:http://www.iozon.co.jp/jinruishinkabed

類人猿はサルに比べて

深く眠ることが分っています

サルは枝の上や岩場で背を起こして

バランスを保ちながら眠ります。

その為

浅い眠りしか

取れないんです。

サルと類人猿の違いはこちら

サルもヒトもみな同じ!

食事

様々な研究結果から

アファレンシスは

それ以前の初期ホミニンとは

食べる物が変わっていている事が

明らかになりました。

それ以前のホミニンは

樹木の果実や葉っぱを

主に食べていました。

ですがアファレンシスは

サバンナに生えている

イネ科やカヤツリグサ科の

植物も食料にしていました

実はアファレンシスは

より多様な植物を食べるようになった

最初のホミニン種なんです。

奥歯

アナメンシスから

アファレンシスへの

解剖学的特徴の変化の中には

力強く噛む事に適応した結果

生じた変化もあります

アナメンシスについてはこちらから

アナメンシス  最古のアウストラロピテクス

これは徐々に

固くて噛み切りづらい

食べ物へと移行したことを

しめす証拠です。

またアファレンシスの前歯は

アナメンシスより

すり減っていません。

それは前歯で樹木の果実や葉を

噛み千切ったり、噛み砕いたりする

機会が減ったからです。

つまり奥歯で固い食べ物を

かみ砕く機会が増えたため

と考えられています。

どうでしたか?

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

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