ホモサピエンスは人類進化の最後の生き残りだった

初めに

こんにちは!そして初めまして!

動物バナシの管理人

 

理学療法士&

エボルファンクショニスト

ユーイチです。

御存知の方も多いでしょうが、

タイトルのホモ・サピエンスとは

現代に生きる我々人間の事です。

現在のヒト亜族は

ホモ・サピエンス

一種のみです

しかしヒト亜族は最初から

ホモ・サピエンス一種のみでは

ありませんでした。

進化の過程でヒト亜族も

様々な種が存在していましたが、

ホモ・サピエンスを除き

全て絶滅してしまいました

今回は人類種の最後の生き残り

ホモ・サピエンスと

それ以外のヒト亜族について

お話ししたいと思います。

それでは早速行ってみましょう (‘◇’)ゞ

ヒト属の分類についてはこちらもどうぞ

サルもヒトもみな同じ!

ヒト亜族についてはこちらもどうぞ

御存知でしたか?人類も進化の過程で様々な種が存在したんです。

ヒト属と共存していた猿人、パラントロプス属

パラントロプス・エチオピクス
パラントロプス・エチオピクス

以前話したのですが、

アウストラロピテクス属

その骨格から華奢型猿人

と呼ばれていました。

それと対となる種が

頑丈型猿人と呼ばれる

パラントロプス属です。

頑丈型猿人と呼ばれる理由は

特徴のある頭蓋骨と大きな臼歯

持っているからです。

このグループは

強い咀嚼力を生み出す為の

巨大な臼歯大きいな側頭筋と咬筋

持っていました。

パラントロプス属は

現在3種

分類されています。

その3種とは

  1. パラントロプス・エチオピクス
  2. パラントロプス・ポイセイ
  3. パラントロプス・ロブストス 

になります。

パラントロプスの生存年代は

遅くとも260万年前~130万年前

と考えられています。

この年代から考えられるのは

「アウストラロピテクス属や

ホモ属と共存して暮らしていた」

ということです。

その為、「ヒトと並行するもの」

の意味を持つパラントロプス

という名前が付けられたんです !(^^)!

ヒトはホモ属から人類なのか?人類の定義は実は難しい。

今回の記事のテーマは

我々現生人類であるところの

ホモ・サピエンスについてです。

簡単に言ってしまえば

我々、ヒト又は人間についてです。

ですが、実は

人類を明確に定義する事は

とても難しいのです 

例えば、サヘラントロプス

最古の人類とするのか、

あるいは、ホモ属の登場からが

人類と考える人もいます。

サヘラントロプスについてはこちら

最古の人類はサヘラントロプス・チャデンシス?その発見が歴史を変えた話。

2足歩行

確かに人類にとって

大きな特徴の一つです。

ただし、この2足歩行自体は

割と早い段階で獲得していた

と考えられています。

サヘラントロプスの歩行についてはこちら

https://sisimaru81.com/sahelanthropus-toumai

つまり化石に残された

物理的な身体的構造上の

特徴だけでは

判断しきれないのです。

なので人類は

道具を作る人」と

定義されてきました。

ですが

今では霊長類は

言うまでもなく

カラスなどの鳥も

簡単な道具を

作って使用するので

この定義は

使えなくなってしまいました (´Д`)

ヒトと類人猿の違いについてはこちらもどうぞ

ヒトには体毛がない  大型類人猿とヒトの違い

ヒトは常に2足歩行  大型類人猿とヒトの違い

言葉で伝えたい  大型類人猿とヒトとの違い

好奇心と頭の良さ    大型類人猿とヒトとの違い

原人・旧人・新人の違いは何処なのか?

ホモ・エレクトス
ホモ・エレクトス

ホモ属には

昔の区分で言う

原人旧人新人

全て入っています。

逆に言うとホモ属以外

すべて猿人になるのです。

原人とは

ホモ・ハビリス

ホモ・エレクトス等です。

旧人とは

ホモ・ネアンデルターレンシス

(ネアンデルタール人)

を指します。

そして新人とは

僕たちホモ・サピエンスの事です。

ただこの区分を

今の現代の分類に当てはめると

かなりややこしい事になります。

その為、今はこの区分は

使われることは少なくなりました。

ホモ属は9種+1です。

  1. ホモ・ハビリス
  2. ホモ・ルドルフエンシス
  3. ホモ・エレクトス
  4. ホモ・アンテセソール
  5. ホモ・ハイデルベルゲンシス
  6. ホモ・ナレディ
  7. ホモ・フロレシエンシス
  8. ホモ・ネアンデルターレンシス
  9. ホモ・サピエンス
  10. ホモ・サピエンス・アルタイ

謎の多いデニソワ人とは独立種か?それとも亜種か?

デニソワ人の臼歯
デニソワ人の臼歯

デニソワ人呼ばれる人類は

現生人類とネアンデルタール人の

進化の系統から

100万年近く前に分岐していた

という結果が得られています。

実はデニソワ人に関しては

はっきりしていない事が多いんです。

その為、独立した種として

扱うことは少ないです。

この事から、デニソワ人や

場合によってネアンデルタール人も

ホモ・サピエンスの亜種

として考える場合もあります。

その場合はネアンデルタール人を

ホモ・サピエンス・

ネアンデルターレンシス

と呼びます。

そしてデニソワ人を

ホモ・サピエンス・アルタイ

呼びます。

地球上で唯一の人類種になったホモ・サピエンス

進化の歴史上を見れば

様々な人類種が登場してきました。

ですが、今やこの地球上に

生存している人類種

我々ホモ・サピエンスのみです。

普通の生き物であれば

一属一種は絶滅の道を

進んでいくんですが、

我々ホモ・サピエンスは

過去のどんな人類種よりも

広い範囲に分布しています。

その証拠に

この地球上で人間が

住んでいないところは

ほとんどないです。

ただ一属一種と言っても

世界中を見渡せば

色々な文化があり

そして見た目も多様性

とんでいます。

ですが、それでも僕たちは

同じホモ・サピエンスという

1つの種に属しているんです (*^^*)

まとめ

どうでしたか?

今回をまとめると

頑丈型類人猿のパラントロプス属は

ホモ属と共存していた。

人類をどこから分けるのか

その明確な定義は定まっていない。

デニソワ人は不明な点が多く

独立種なのか亜種なのか

分かっていない。

ホモ・サピエンスは

一属一種だが人類史上

生息域が最も広い。

それでは今回はここまで。

最後までお読みいただき

ありがとうございました (*’▽’)

 

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